昨日は朝7時の便に乗り、9時近くにムンバイ空港に到着。10時半ごろムンバイ南部、アラビア海を望むマリンドライヴに面したオベロイホテルにチェックインした。
この先数カ月はこのホテルが第二の我が家となる。その後は、別のホテルに移るか、サーヴィスアパートメントに暮らすか未定。いずれにしても今後、夫は毎週、月曜から金曜までをムンバイで過ごし、わたしも都合に合わせて行き来する予定だ。
本日は、次へ移るホテルの下見を兼ねて、5、6軒のホテルを巡る。どこもここも、有り得ないくらいに高い。書くのも憚られるほど高い。
マンハッタンや東京、ロンドンなど、室料の高い都市は世界中、無数にあるけれど、ムンバイの場合、まともなホテルの選択肢が少なすぎるから、より高く感じるのかもしれない。
ランクを落とすと妥協しがたい「やばいホテル」のオンパレードとなってしまう。
なんともはや、歳を重ね、いつのまにやら贅沢になってしまったものである。バックパッカーだった十数年前の自分に、このホテルでの滞在を、2、3日分、わけてやりたいくらいである。
きっと、ブレックファストのブッフェをたっぷりと食べて、ランチは軽くすませたりするんだろうな。
あれこれと並んでいる料理を試すこともなく、追加のオムレツやドサなどを注文することもなく、あっさりとフルーツだけを食べるあたりに、自分の「大人ぶり」を見る思いだ。
ところで夫の新しい仕事のことが、本日の経済紙に紹介されていた。
写真は、"THE ECONOMIC TIMES" と"MINT"。
彼が籍を置いている香港ベースのプライヴェート・エクイティの会社が、JP MORGANという米拠点の会社と統合。
夫がインド投資のマネジメントを行うことになった次第だ。
当面はJP MORGANの銀行業務のフロアの一画をオフィスとするらしい。
いくら米系の会社でもここはインド。なにもかも速やかに進まないのは予想通りだ。
インターネットのIDが取得できないだの、ビルディングへ入るためのセキュリティカードが発行されないだので、落ち着くにはまだ時間がかかりそうである。
ともあれ、妻の全面的な支援と支持を受けている幸運な男である。年男(ネズミ年)として、今後もより一層、躍進していただきたいものだ。
(……我ながら、「何様?」な態度の妻では、ある)