夕べ、アラブ首長国連邦 (UAE: United Arab Emirates)のドバイへ到着した。あれこれ書きたいが、眠いので取り急ぎまとめる。
本日、夫はボードミーティング。わたしは一人で外出。
インドでは調達できない衣類や靴を買おうと、話題のショッピングモールへ赴く。わざわざ初めての国でショッピングモールを巡ることもなかろうという気がするが、ドバイはショッピングパラダイスと聞いている。
加えて、どうしても服を新調したい事情がある。
まずはドバイ最大のショッピングモール、MALL OF EMIRATESへ赴いた。
最大というだけあり、広すぎる。
人工雪のスキー場まである。
思い返せば米国時代から、わたしはショッピングモールでの、「買わねばならないと決めた状況での衣類の買い物」が苦手なのだ。
ということに、歩き始めて30分ほどして気がつく。
「服を買うぞ!」と決めて、買いたいものを見つけられた試しがほとんどない。
マンハッタン時代は、街を歩いていて、ふと衝動買い、というのが主だった。
だから「セール」というのも、うまく活用できない。むしろセール時にセール対象外商品を買ってしまったりして、意味がよくわからない。
米国で、敢えて好きだったショッピングエリアを挙げるとすれば、カリフォルニア時代にしばしば足を運んだスタンフォードショッピングモールやサンタナ・ロウかな。買い物をせずとも「寛げる雰囲気」がある場所がいい。
昨年末は、ニューヨークで必要に迫られ、がんばって買い物をしたが、あのときは2、3日の余裕があった。今回は1日しかない。そんな話はさておき、わたしの傾向を知っているアルヴィンドは、
「ミホ。欲しいと思うものがあったら、迷わずに買った方がいいよ。選り好みしすぎないで。1日しかないんだし」
と、たいそう的を射た意見をくれるのだが、案の定。結局、空港でも買えるようなメイクアップ・コスメを買ったに終わる。あと、スーパーマーケットでアラブの菓子を買った。……。
この広すぎるモールがいけないのだ。広ければ欲しいものがあるとは限らんのだ。と昼ごろになって思い直し、高級ブランドのブティックやSAKS FIFTH AVENUEが入った別のモール BURJUMANを目指す。
そこで、いやになるほど歩いて、あれこれと試着した。結局、靴とスカートを買ったにとどまる。我ながら、地味すぎる。
ちなみに、これらの写真はアラブの女性のファッションである。この件についても、いろいろと書きたいことが募るが、とりあえずわたしは眠いので早めに切り上げたく割愛。
それにしても、衣類の買い物とは、なんとエネルギーを要することだろうかと、毎度思う。なんとなく、「あ、これいいな」というのを見つけたときに買うのがいいのであって、敢えて探すのはどうにもだめだ。
ランチは、しっかりとイラニアン(イラン料理)を食べた。上の大きな写真は、サラダとバターミルク。サラダにパンと付け合わせの更なるサラダっぽい皿が付いて来た。
左上の写真はメインのラム肉のグリル。付け合わせのミントの香りがすばらしくよかった。ラム肉はひき肉が美味であった。フライドポテトのジャガイモが甘く、ほっこりとおいしかった。が、一人で食べるには多すぎた。
たいそう歩いたので、熱量は十分に消費されているはずである。
それにつけても、帰り際がとどめだった。
タクシーを待つ長い列が長くて長くて、1時間以上も待つ。
更には数キロの近さにあるホテルまでが大渋滞で30分以上もかかる。
なんだか、ちょっと間違った感じの行動をしてしまった本日。
買い物の成果があがらなかった今となっては、ローカルの市場、スークなどを巡るべきであったと思う。
夜、ホテルの部屋で本日の行動を報告し合う我々。わずかな、しかし我が成果を見せたところ、
「今日一日使って、それだけ?!」
と愕然とされてしまった。傷口に塩をすり込まれる思いだ。
明日のデザート・サファリ(砂漠サファリ)に期待したい。