本日、MSS (Muse Social Service)主催にて、第二回目のチャリティ・ティーパーティを開催した。MSSの、あまりにも地味ではあるが、その活動についてはこちらのサイト(←文字をクリック)に記している。
午後1時よりオープンハウスとし、ゲストの方々に100ルピー以上の寄付金と不要品(あれば)や寄付の品々の持参をお願いした。合計20名の方が立ち寄ってくださり、加えて3名の方からの寄付金もお預かりし、4300ルピーの寄付金となった。
これに加え、さくら会が3月に催したひな祭りカラオケパーティの参加費残金2436ルピーも寄付金としてお預かりしたので、合計6736ルピーとなった。
ここに集まった寄付金および品物は、Freedom Foundationほか慈善団体に寄付するべく、当方で物品購入、仕分けを行った後、配達する予定だ。
その報告はまた改めて行いたい。
晴れたり曇ったり雨が降ったりと、不安定な天候の一日だったバンガロール。しかしながら、概ね風が爽やかで心地がよかった。こちらで用意したものに加え、ゲストの方々に持参いただいたお菓子も加わり、テーブルは華やかに。
確かに最初はティーパーティではあったが、5時を過ぎてからは「ワインパーティ」となり、7時過ぎまで飲んでしゃべっての賑やかな一日であった。
こうして楽しみながら、集められたお金や物で、ささやかでも誰かの力になることができるというのは、幸せなことである。これからも少しずつ、できることをやっていこうと思う。
本日お集りいただいたみなさん、ご賛同をいただきありがとうございました。
●おまけ:本日の焼き菓子情報
インドで入手できる素材を使って、いかにおいしい焼き菓子を作れるか。というほど焼いてもいないのだが、それが我がテーマである。ティーパーティを好機とばかり、先日作って酸味がきつすぎた(←文字をクリック)ところのレモンタルトに再挑戦した。
今回はレモン(インドのレモンはライム的)の分量を減らし、その分、若干生クリームを増やした。加えて、新しく買ったT-Falのタルト皿を用いて焼いたところ、かなり手早くいい感じに焼けた。
自分で言うが、かなりおいしい焼き上がりで、好評であった。
加えて本日は、スコーンも焼いた。インドでスコーンを焼くのは始めてだ。味わいはそこそこによかったが、ベーキングパウダーが今ひとつの働き。分量通りではうまく膨らまず、いや膨らんだものもあるのだが、もう少し多めにいれてもよかったかもしれない。
スコーンにはジャムのほかに、クロテッドクリームを添えたいところだが、そんなものはない。そこでインドの生クリームを使用して、「なんちゃってクロテッド」を作った。
インドは乳製品が安い。フレッシュクリーム(生クリーム)も安い。わたしは菓子を作る際、パック入りではなく、ビニル袋に入った200mlで25ルピーとか30ルピー(100円未満)のものを使用している。
これらは、ビニル袋入りの無殺菌牛乳(要沸騰)と同様、防腐剤などが入っていないので、冷蔵庫に入れていてもあっという間に腐ってしまう。だから新鮮なものを購入し、即使用するのが鉄則である。
さて、この生クリームをひたすら撹拌すると上の写真のように水分が分離される。水分を除去して固形化した部分がフレッシュバターであり、なんちゃってクロテッドクリームである。
軽やかな口当たりの生クリームがいかに高カロリーかということが目に見えてわかるというものだ。そんな水を差すようなコメントはさておき、インドの濃厚風味なバターが苦手な人には、これがバターとして有効であろう。しかし、日持ちしないのが難である。
英国のコッツォルズ地方を旅したとき、「クリームティー」を味わった。「クリームティー」という、そのあまりにも「そそる感じ」のティータイムの実態を知りたい方は、こちらの旅の記録(←文字をクリック)をどうぞ。
素材は100%インド製であるが、菓子作りの道具はオーヴン以外すべて非インド製である。
今回、バンガロールのHome Stop(インテリア、家具、キッチン用品店)で購入したT-Fal(ティファール)のこのタルト皿はたいそうな優れものであった。
タルト皿の周囲に「マチ」のような部分があるため、オーヴンから出し入れしやすいし、位置を変えたりするのにも便利。しかも油(バター)を塗らずとも生地がくっつかない。
ベーキングシートは米国で購入したフランス製。これもまた、油を塗らずにそのまま焼けるので便利。
ところでフランスのT-Fal製品は、インドのキッチン関連小売り市場へ、かなり積極的に進出している。各種鍋、フライパン類、ベーキング用の道具類など、いろいろな店で目にする。また、フランスといえば耐熱ガラスLuminarc(リュミナルク)製品もかなり目につく。
米国の強化耐熱ガラス製食器CORELLE(コーレル)の進出ぶりも目覚ましい。インドの食事情、食文化に合わせられた品揃えで、リュミナルク同様、高級店だけでなくローカルの小売店でも販売されている。
……と、また話が長くなってしまうので、このへんにしておこう。