夕べ、雨が降った。窓を開けると、むっとする熱気とともに、雨音があたりを満たしていた。熱帯の、夏の匂いがする。異国に住んでいるのだ、との思いが新鮮に沸き上がり、わずかにも心が踊る。
モンスーンの到来は間近だ。毎年水害を引き起こすモンスーンを、しかしムンバイカーは心待ちにしている。恵みの雨で、水不足が解消される。暑さが和らぐ。たとえ、湿気でじめじめになったとしても、だ。
上の写真は雨降りの夜景。写真では、雨の様子は見えないけれど。
日本から戻り、あれこれと雑事があり、相変わらずの諸問題がある。一つ一つを片付けながら、その合間を縫って、日本から買って来た本を読んだりする。
ドライヴァー、プラシャントの祖父が他界したとのことで、彼は3日間の不在。わたしはまだマニュアルカーの練習をしておらず、自分で運転する自信がない。近々、近所の教習所で練習せねばと思う。
本当はチャーチゲートにある行きつけのKERALA AYURVEDIC MEDISPAにて、アーユルヴェーダのマッサージを受ける予定であったが、タクシーを利用しての往復が億劫だ。
なにしろ市井のタクシーは「汚いもの」が大半で、スパでリラックスした後に乗るには「不爽やか」なのである。
従って今日は、我が家の近所にあるホテル、TAJ PRESIDENTのビューティーサロンでヘッドマッサージをしてもらうことにした。こちらもまた、時折足を運ぶサロンだが、先月改装工事が終わって、とても雰囲気のよいサロンになっていた。
併せて新しいスパもオープンしていたが、ここは若干ハイグレード。一度試してみたいが、しかしビューティーサロンで十分に満足である。
なにしろビューティーサロンは内装が変わっても、チップ込みで600ルピーも払えば、ヘッドマッサージとは名ばかりの、頭、顔、肩、背中のマッサージ、そしてシャンプー&ブローをしてもらえるのだから。
更には、好みのドリンク(ティー、コーヒー、もしくはカプチーノ)さえ出してくれる。仕事が煮詰まったときなど、予約を入れてふらりと立ち寄り、マッサージをしてもらうに好適なのだ。こういうところは本当に、インド生活の醍醐味、である。
4月、5月の大きな旅を二つ終えて、6月は少しリラックスできそうだ。バンガロール宅に戻り、庭でくつろぎたいところだが、来週はまだムンバイ宅滞在予定。
そうこうしているうちにも、6月は過ぎ、7月が来て、あっというまに2009年が終わって、2010年が来るのだろう。
なにはともあれ、健康第一。元気で生きていられれば、年齢に関係なく、やりたいことをやり続けることができる。このごろは健康管理の大切さを殊更に痛感する。
楽しく元気に、遊ぶ。働く。
がんばろうと思う。