インド生活も4執念ならぬ4周年を迎え、5年目を迎えた今月。自分の仕事の方向性その他、いろいろと思うところはあるが、さておき、新しいことをひとつ始めた。新しい場所に、別のブログを書き始めたのだ。
ライターを職業としているにもかかわらず、毎日こうしてブログに文章を書き流していることに抵抗を覚えていた過去。
本来ならばプロのライターらしく、原稿料の入ってくる仕事としての文章を書き続けたいところだが、今やつべこべ言っていられないほど「書きたい」衝動の方が強い。
インドでの日々は濃密で、放置していると消化不良を起こしてしまう。自分の経験を反芻し、消化するうえでも、このブログに綴ることが大切な習慣となっている。
とはいえ、これに加えて新しいブログを書く必要があるだろうか。いやない。と思っていたが、気が変わった。
きっかけは、読者数の停滞である。アクセス解析によると、このブログの訪問者は一日500から700。ここ一年、ほとんど変わっていない。
検索サイトなどを通して過去のブログにたどり着く数百名を加えると、一日1000を超えるが、しかし、少ないと思う。
ニューヨーク在住時にメールマガジンを書いていたときには、読まれているかは別としても、2000人ほどの読者がいた。
ニューヨークとインドとでは、人々の関心の度合いが違うとはいえ、せっかく書くなら多くの人に読んでもらいたいと思う。4執念を記念して、読者数がせめて4桁にならないものかと考えるようになった。
かといって、ランキングに参加するとか、コメント欄やトラックバックを駆使してネットワークを広げるといった方法はどうも性に合わない。というか、トラックバックの意味が、未だよくわからん。
ところで、数カ月前、とあるサイトを発見した。そのテーマをコンセプトにしているわりには、比較的地味なサイトだとの印象を受けた。
しかし、そのサイトにブログを書いているとある人物に関心があり、ときおり訪れていたのだが、先日、そのサイトが「読者ブログ」を募集していることに気がついた。
ここにブログを書けば、インドとは無縁だった読者でも、インドに関心を持ってくれる人もあるかもしれず、リンクを貼れば、このブログの読者も増え、なにかしら、自らの励みになるのではなかろうかと思い至った。
早速申し込んだところ、許可が下りたため、張り切ってその日(先週水曜)から書き始めた。そして世間に公開されたのは、18日。昨日だ。
そして、24時間たったいま、アクセス数を見て、愕然とした。わたしの、その新ブログを訪れた人は、2桁。
2桁かよ!!
という話である。そもそも、そのサイトの「読者ブログの一覧」のページなどにアクセスする人が少ないと思われる。なんというか、「奥の間」のようである。
来週の火曜までは、「初登場ブログ」として上のほうに紹介され続けるようだが、それ以降は、他の読者に紛れて、更に目立たなくなってしまう。
寂しいものである。
早くもやる気をなくしそうであるが、公開から24時間後にやる気をなくすのは時期尚早だ。最初の思惑とは180度、事態が転換してしまったが、せめてここをお読みの皆様にも、立ち寄っていただければと思う。
「だからいったい、何のサイトに書き始めたのだ」
と思っている方、もうちょっと話を聞いて。いいわけをさせて。
そのサイト。本来なら、ここには告知せずに「秘密裏」に進めようと思っていたのだ。だって、恥ずかしすぎるのだもの。
だいたい、ブログの背景(スキン)に、チョウは舞い飛んでるは、くねくねデコラティブだわで、……わたしではない。
選択肢はいくつかあったが、やたらキラキラ光っているものか、チョウしかなかったのだ。さらには、★とか☆とか♪とかが、その界隈にはちりばめられているのだ。てへっ☆ ってな感じで。うぉぉぉ〜。
自分でも、なぜ、こんなところに書こうと思い立ったのか、よくわからない。よくわからないが、呼ばれたのだ。性に合わないけど、ここで毎日、このテーマで書いてみよう、と思ったのだ。
しかも慣れない「ですます調」で。仕事でも滅多に書くことのない「ですます調」。最初の数回は疲れたが、しかし数日もすると慣れた。これもひとつの文章訓練だと思ってがんばっている。
さらには、コメント欄もある。
このブログにはコメント欄もなにもなく、読者の声を聞き入れることなく、わが道を突き進んでいるが、そこにはあるのだ。
コメントにどう対応していいのか戸惑うが、しかし、どうぞ利用していただければと思う。
そろそろ前置きが長くなって来たので、この辺でリンクを紹介したいと思う。
うううぅぅ。
浮いているわたしを、笑わないでください。
インド発、元気なキレイを目指す日々。(←文字をクリック! 大いにクリック!)