本日、梱包の日。引っ越し業者が来て、なかなかに効率よく作業をしてくれる。WRITERという業者はこれまで3度、使った。米国からの引っ越しの際、国内移動がこの会社だった。
バンガロールの旧宅から新宅に移ったときと、そして今回。荷造りが丁寧だし、トラブルもほとんどない。米国時代に引っ越し業者で痛い目に合っているので、むしろインドのこの会社の方がずっとよいと思う。
わたしがニューヨークに暮らしていたころの、彼の地の引っ越し業者は、実に悪名高かった。手頃な料金の業者は、見積もりを取ってくれるのではなく、「1時間でいくら」というチャージの仕方をするところがほとんどだったのだ。テキパキと仕事をしてくれるならいいが、そうではない。
ガムテープの音をけたたましく鳴らしながら、いかにもテキパキとやってる風で、あまり作業が進んでいないのだ。一度は日本人が経営する業者に頼んだが、わずか2.3時間しかかからない作業になるよう事前まとめていたのに、要領が悪い。1時間半もかかったランチ休憩にまでお金を支払わされそうになり、しかも「班長」を自認していた日本人の若者がそれを言うから、呆れた。もめた。払わなかった。
ニューヨークからワシントンD.C.へ移ったときには、フラットレートの会社ができていて、見積もり通りの予算でやってくれたので、気を揉むことなく引っ越しができて助かった。
と、回想に耽っている場合でもない。
大まかな仕分けをしていたので、わたし自身の作業はほとんどなかったものの、現場監督としてうろうろしたせいか、それなりに疲れた。今日は早いところ寝て、明日の残りの梱包と運び出しに備えよう。
バンガロールへ送るもの、ムンバイのストレージ行き。それぞれのラヴェルも用意されていて、番号も控えられていて、非常に効率的。今までの癖で、自分でラヴェルを作って印刷していたのだが、なくてもよかった。
引っ越し業者は、「マイ靴箱」ならぬ「アワー靴箱」を用意していたのだ!
玄関先に靴が散らかっていると作業にも差し支えるし、見苦しい。
それを見込んでの、アワー靴箱。
かわいい。
ちなみに米国では、肉体労働者が屋内に入る場合、靴を脱いでくれとは言えない。
というのも、作業中の事故などで足を痛めたら問題になるからだ。
当然、引っ越し業者も土足である。
尤もわが家は土足立ち入りOKなので問題ないのだが。ちなみインドでも、わが家は土足でOKなのだが、この業者は靴を脱ぎますと主張するのだった。なので、好きにしてもらった。この靴箱を使いたかったのかもしれない。なわけはないかもしれない。
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