二都市生活の間は、ムンバイ宅では自家用車、バンガロールではタクシーサーヴィスを利用していた。昨年末のムンバイからの移転時に、自家用車を運んで来たのだが、いいドライヴァーが見つからない。
候補の数名を今、「お試し期間中」であるが、今朝来る予定だったドライヴァーが来ないとわかったのが、出発予定時刻の10分前。
OWCのコーヒーモーニングに参加する予定で準備を整えていたわたしは、ドタキャンな事態に沸騰しつつ、あちこちのタクシー会社に電話をするが、すぐに車を出せるところが見つからない。
自家用車があるのに、自分で運転できぬ悔しさ。これがオートマ車だったら、間違いなく自分で運転していたのに。
インドはマニュアル車が主流で、ドライヴァーもマニュアル車に慣れているとのことだったので、マニュアル車を購入したのだが、購入してのち「オートマにしとけばよかった!」と思うこと、百万回。
悔やんでも仕方ないので、自分が学べよ、という話である。
そう。わたしが自動車免許を取ったときには、マニュアル車での教習だったので、一応運転はできた。しかしあれから25年ほどもたっている。ほとんど、覚えていない。今年の目標のひとつにマニュアル車運転を掲げようと思う。
かくなる次第で、久々にオートリクショーで出かけるしかなかろうと「砂塵よけスカーフ」をバッグに詰め込んでいたところ、夫が近所のタクシー会社を見つけてくれて、驚くべきことに、5分後にシティタクシーがやってきた。
小型のボックスカーだが、この際、砂塵をよけられる窓があるだけいい。バンガロールの公害やら排ガスやらは、とにもかくにも激しいのだ。
以下は、本日の車窓から。
最近は女子の二輪自動車利用人口が増えている。「運転は、わたしにまかしときな!」という声が聞こえてきそうな、たくましいお姉さん方、続出だ。しかし、インド人女性にしては珍しく、髪の痛みが目立つ彼女。やっぱり公害のせいかしらん。
バス通勤のお姉さんは、優雅に携帯電話でお話中。艶やかな髪にバラの花を飾る余裕もあり。
信号待ちでは、物売りが近寄ってくることがあるので、今日はあらかじめカメラを構えておいた。と、案の定、「変なもの」を売りにくるお兄さんが。これは飛行機の模型である。
お次はカウボーイハット。そもそも、帽子を着用する人が極端に少ないインドで、その帽子はいったい……。そんなに差し出されても……要らんのだが。
インド発、元気なキレイを目指す日々(←Click)
■食料品調達もまた、多様性に満ちた国