今日、OWCのコーヒーモーニングに参加した後、先日、夫と訪れて気に入ったタイ料理の店へ、友人たちとともに訪れた。前回は週末だったのでアラカルトメニューだけだったが、今日は平日のランチコースがあった。
ウェルカムドリンクに始まり、前菜、スープ、数種類の主菜が少しずつ供され、最後にデザートがつく。リーズナブルかつ味もよく、とても満足であった。店の情報については、下記を参照されたい。
さて、ランチタイムに友人たちと話している時、「醤油」を「むらさき」と呼ぶ……という話から、夜になったら呼び方が変わる食品について、遠い記憶が蘇って来た。
みなに聞いても知らないというし、わたしもそのときは思い出せなかった。しかし帰宅して、夕暮れどき、庭を散歩している時に、ふと思い出した。
波の花。
子どものころ、母に近所の汐見マーケットまでおつかいを頼まれた。マーケットというよりは、八百屋や魚屋、肉屋などの小売店が入った、市場のような場所であった。
その一番奥の店の棚に、専売公社の「食塩」が売られていたのを覚えている。まだ漢字を読めなかったころだから、4歳か5歳のころだったはずだ。
「もう、5時を過ぎているから、店の人には、波の花をください、っていうのよ」
と、母に言われた記憶がある。あのころは、「5時」が昼と夜の、境目だった。
「なみのはな、なみのはな」と、忘れないように繰り返しつぶやきながら歩いた、幼児期の健気なわたし。
などという話はさておき、今、インターネットで調べてみたところ、「塩」は「死を」を連想させることから「波の花」と呼んでいた、夜は死に近いことから、「しお」と言う言葉を忌んで……とのことだが、それは本当だろうか。
ともあれ、「波の花」と思うだけで、日本の情趣が蘇って来て、バンガロールの夕日が懐かしくさえ見えるから、不思議なものである。
日本語の美しさ。
これからは、夕飯の準備をするとき、「塩」でも、ましてや「ソルト」や「ナマック」でもない、「波の花」と、心の中でつぶやこうと思う。
ところで来週、バンガロールで4日間に亘り、ファッションショーが開催される。前回、前々回と訪れるタイミングを逸していたので、今回はぜひとも訪れたく、ウェブサイトを通してプレス用のパスを申請していた。
「明日、正午からプレスカンファレンスがあります」
とのメールが届いた。
奇しくもランチを予定していたタイ料理店のすぐ近くにあるホテルのレストラン、その名も「パパラッチ」で開催されるというので、ランチの前に立ち寄ったのだった。
案の定、12時から開始というのに、12時15分になっても、この状態。がらんとしているにも、ほどがある。
関係者曰く、
「のちほどランチをお出ししします。カンファレンスは多分1時過ぎからになります」
とのこと。
カンファレンスさえも緩いスタートだ。
わかっちゃいたが、脱力だ。
ともあれ、プレスパスだけあれば、当日速やかに入場できるので、もらってきた。
しかし、開催期間4日間のプログラムが、まだ決まっていないという。
市街南部、我が家からはかなり遠いエレクトロニクス・シティが会場であるゆえ、早々にスケジュールを決めたいのだが、これもまた、ぎりぎりまで決まらないのだろう。
担当の女性が「メールでお知らせしますね」と言っていたが、きっとまた前日に届くのだろう。いや、届くだけでもいいのだろう。
インド・デザイナーズのファッションショー。非常に楽しみではある。
さてさて、こちら、ファンキーなファッションのキッズは、昨日訪れた慈善団体、ドミニカン・シスターズの託児所に預けられた、低所得者層の子どもたちだ。
OWCが主催するロードトリップに参加したときの様子である。詳細は、慈善活動関連の専用ブログ(↓)に記しているので、ぜひ目を通していただければと思う。
■MSS: Muse Social Service インド発 地域社会とのコミュニケーション
歓迎のダンスを踊ってくれた子どもたち。ごく一部を動画で撮影した。先日、よくわからないままドバイ空港で購入したデジタルカメラが、どうにもダメな感じで、動画もうまく撮影できない。ズームもできないし、失敗だった。
新しいデジタルカメラを「きちんと調査して」購入したいが、もう、どれがいいのやら、さっぱりだ。
とまあ、そんな話はさておき、動画のクオリティは悪いが、子どもたちのかわいらしさは伝わるかと思うので、見ていただきたい。
インド発、元気なキレイを目指す日々(第二の坂田ブログ)(←Click)