何げなく、どたばたである。しかし、去年の自分に比べれば、今年のわたしなど余裕である。なにしろムンバイとバンガロールの二都市生活で、その上、出発数日前に決まった海外旅もあったりで、国内海外移動が少なくなかった。
それを思えば、今のこの慌ただしさなど。と過去を思い出すことで、現状をマイルドに緩和する作戦である。
さて、日本旅を控え、「日本物」を引き出しから発掘。今時使う人があるのだろうかテレホンカード。に加えて、原稿料の代わりに(!)いただいた図書券。クオカードっていうのもある。
そして前回の旅で購入した乗り物関係(?)のカード。どちらか一枚あれば共通で使えるということも知らず、地下鉄で買い、山手線で買った。
東京の駅における切符購入などは最たるもの。
にも関わらず、
マルハン ミポリン
などとふざけた入力をしている自分に余裕を感じる。
列のうしろが気になっていたんじゃなかったのか。
さて、日曜の夜の出発を前にして、しかし今週もなかなかに濃厚だ。水曜日は第10回チャリティ・ティーパーティを開催した。
先日のさくら会で、スパイスに興味のある方が数名いらしたので、それならば小人数での講座を開きましょうということになったのだが、声をかけてみたところ、かなりの人数が集まった。
さあらばというわけで、普通に第10回チャリティ・ティーパーティである。会も10回を迎えたとは、なかなかに「やってるな」という雰囲気が醸し出されるというものである。
スパイス講座では、インド料理全般に関する概要に始まり、スパイスの種類と効能などを説明。
スパイス以外にインド料理で多用する食材の紹介も行う。
また、インド料理で使用する調理器具などについてもレクチャー。
最後には 簡単な「チキンカレーの作り方」も伝授するという、なかなかに盛りだくさんな内容だ。
その盛りだくさんに加え、今回は勢い余ってお料理教室も開催。
またしても、マーサ・スチュワート改めミホ・スチュワートと化して、キッチンに立つ。
ちなみにマーサもわたしもイニシャルはM.S.で同じ。
だからなんなんだ、という話ではある。
さて、今晩のおかずにする予定のチキンカレーを実践して作りつつ、夕飯が足りなくならない程度に、みなさんに味見をしてもらう。
簡単に、おいしく、しかも健康的な家庭料理。そのやさしい味わいをみなさん喜んでくださった。
たいへん作り甲斐があるというものである。
キレイなブログには相応しくない、しかし記しておきたい話題は毎日尽きない。
記さずにいると、なにやら不完全燃焼ではあるが、仕方がないというものである。何のための備忘録だろうと自問するも面倒。ツイッターに残した言葉から、新しい順にいくつかピックアップ。
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ムンバイにNOBUがオープンするとの記事。過激富裕層相手なのはわかるがしかし、ニューヨークより高いその値段。尤も素材を集めるのにコストがかかるのはインドの方で、大半の食材は日本直輸入なのだろうけれど。ひとりRs24,000から。松久信幸氏にホストされたら Rs58,000!
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来週月曜は、早朝シンガポール着で同日深夜に出発。トランジットホテルで仮眠をとり、午後より街へ。母はラッフルズホテルにと言っているが、すでに前回訪れた。今度はグッドウッドパークでハイティーを。22年前、ガイドブックの取材で訪れ滞在した思い出ホテル。コロニアル建築に惚れた最初の記憶。
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そういや今年は「バンガロール&ムンバイ二都市生活、いつ再開かわからん」という状況だったからこそ、ストレージルームに家財道具あれこれと預けているのだが@ムンバイ。夫の仕事はしばらくバンガロール拠点で決まり、あの家財道具は無事にモンスーンを耐え抜いたのだろうか。カビだらけだろうか。
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1945年。2010年。65年の歳月。生きて当時を知る人は少なくなったにも関わらず、丁寧に引き継がれる憎しみ恨み。時に想像は現実を凌駕して、赦すことより叩くこと。永遠に解放されることなく。いつまでも新鮮に攻撃できる心根を維持できることに、むしろ驚く。日本と中国。
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インドのマンモハン・シン首相。本日夜、日本入り。日本とインド。地理的にはさほど遠くないにも関わらず、なにかにつけて「遠い感じ」がするのはなぜだろう。間に中国大陸が横たわっていることもあるだろう。この距離感、これから先も、縮むことはない気がする。どんなに時代が進んでも。
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福岡で、東京で、「ぜひ行くべき場所!」ってどこだろう。「寿司欲」は健在だが「焼き肉欲(!)」はやや落ちた。年のせいか。「温泉欲」は前々回の湯布院で喪失。「物欲」はどうだ。デジタルカメラ。プチ老眼鏡。歩きやすい靴。どうにも色気のないものばかり。やはり人に会うための帰国である。
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……とこうしてピックアップしてみると、全然大したことを書いてないことに気づいて愕然。自分のつぶやきはもうよしとして、新聞記事で気になったもの、以下に抜粋しておく。
これらの記事については、コメントしたいことがあれこれとあったのだが、その時間的余裕と根性がないため、取り敢えず記事だけ。
■コモンウェルスゲームの件、その後。
Some of us think why is CWG corruption such a big deal? Corruption is a part of daily life in India, practised by millions of government servants. What is the point of punishing a dozen-odd people connected to the CWG? There are two main reasons. One, that the amount of money involved is extraordinary. To give you an idea, the Games budget is Rs 70,000 crore. Compare this to the annual higher education budget for the entire country, which is around Rs 9,000 crore. Yes, the 11-day Games cost more than eight times what it costs to run colleges in the entire country the whole year. If the Rs 70,000 crore were invested in relatively safe government instruments, the interest alone could pay to double college seats in the country.
Read more: Make the punishment fit the crime - The Times of India
■マイクロファイナンスの件、新しい動き。
It’s actually a boon to moneylenders . For two decades, microfinance institutions (MFIs) have spread fast in Andhra Pradesh, reaching millions of poor women and filling the space once dominated by moneylenders. But last week, the state government issued an ordinance that temporarily shuts down and permanently maims MFIs in the state. This also threatens to maim MFIs across India, since equity investors and bankers will be reluctant to finance a sector with such political risks.
Read more: Killing microfinance will help moneylenders- The Times of India
■遺伝子組み換えナスに関する件。
Dr. Manjunath pointed out that at present, the brinjal crop was highly susceptible to pest attack and 50 to 70 per cent of the crop was being lost in the attack. Besides, farmers had to spend heavily as they had to spray pesticides anywhere from 25 to 40 times to protect their crops. He claimed Bt brinjal would reduce the number of sprays to just three or four, which would result in huge savings to farmers besides bringing down the pre-harvest losses.
Read more: Experts call for lifting freeze on Bt brinjal The Hindu
というわけで、毎度きれいなブログには、キレイにまとめたレポートを日々。日本に帰国中は、どういうノリでレポートを残そうか。双方の読者がだぶってそうで、さほどだぶっていないところが微妙ではある。
インド発、元気なキレイを目指す日々(第二の坂田ブログ)(←Click)
■男子もパシュミナ! 首周りに幸せ感。
■スパイス講座に料理教室、布披露……。
■焼き菓子の香りが立ちこめる台所の幸せ
■旅の愛用品(1) SOMAの柄物ポーチ
■インド土産(1) ヒマラヤもの。