昨年の後半あたりから、新しい出会いが増え、インドに関する何かを知りたいという人に向けて、現状を伝えるという状況が、増えた。
もっともそれは、「仕事として」の方が少なく、ときに「わたしは、こんなことをしていていいのか?」と思うこともある。
が、損得勘定、ややこしいことを考えると、身動きがとれなくなる。ともあれ、時間の都合がつくときには、なるたけ人と会うのが、当面のテーマ。
語ることにより、自分が活性化されることもある。新しい発見もある。老若男女問わず、人と語り合えば、必ず自分に、何らかが返ってくる、なにか得ることがある。
もっとも、いい出会いばかりでは、もちろんない。手応えがないとか、その後の音信不通とか。むしろ、その方が、多い。
しかし、そういう要素を鑑みてもなお、得ることのほうの大きさを、重視しよう。と、なぜか自分に言い聞かせる日々。
今日はここ数日の、撮っておいた写真の中からいくつかを、拾い集める。
これは、つい最近オープンしたばかりの、ブティック。といっても、その場で購入できる商品がたくさんあるわけではなく、オーダーメイドがメインだ。
『胡蝶の夢』の読者の方は、昨年の5月29日の記録を遡っていただければ、我がお気に入りの商品を見ていただけます。
ラジャスタン地方の代表的な手工芸であるハンドブロックプリンティング。その技法を用いて作られるテキスタイル。を、用いて作られる家具やインテリア雑貨、衣類など。
左上の写真の女性が、オーナーでありデザイナーのソナリだ。
店舗の奥に工房があり、そこで作業を行っている。こういう店が、街の随所で見れるのが、実に楽しいインドの日常。
実際に作り上げる人々の様子を目にすると、商品に対する愛着も増すというものだ。
ブティックの情報は下記の通り。現在は、あくまでもオーダーメイドがメインのため、置かれている商品は少ないということにご留意を。
バンガロール生活も6年を過ぎて。ここに掲載する情報は、過去の記事と重複しないようにと心がけてきたが、しかしブログというものは、日々、新しい人も読んでいる。
同じようなことでも、これは、と思うこと、思う場所、これからは、載せていこうかとも思う。
久しぶりに、オベロイホテルへ。TAJ WEST ENDに並んで、バンガロールで好きなホテル。
緑が豊かな庭。ゲストが少ない時間帯には、ここでときどきラップトップを持ち込み、仕事をしていた。自宅だと気持ちが散漫になるとき、外の方がむしろ集中できたりするのだ。
後ろ姿はハト? しかし振り返ると、鷹(タカ)だか鷲(ワシ)のような顔! 木の実のような真っ赤な目が印象的。
自宅にある本(BIRDS OF INDIA)を開いてみたところ、SHIKRAという鳥らしい。
この街。最近でこそ、緑が激減し、鳥も減りつつあるが、それでも樹木が豊かな場所では、さまざまな鳥が見られる。我が家にも、結構、色々な野鳥がやってくる。
シベリアからの渡り鳥さえ、いる。遠いところをはるばるご苦労様、と声をかけたくなるというものだ。
以下、カメラに残されていた写真の中から、いくつかを。
←スリランカの、GALLE FORT HOTELの滞在時に気に入ったデイベッド (Daybed)。
旅から戻った直後のアンティークショップで、ワンダフルなシェイプのそれを見つけた。
店のオーナーからいくつかのテキスタイルショップを紹介され、早速訪れ布選び。
数日前に注文したところ、今日、でき上がったとの連絡が。
土曜日、仕上がりを確認しに行った後、配達してもらう。楽しみだ。
←ホームページにも紹介しているフェアトレードの店、ANTS。
数カ月前、お向かいに移転した。
店舗は以前よりも広くなり、上階のカフェも、いい感じ。
お客が適度に少なく、オープンエアで気分もよく。
ここも、作業場兼、打ち合わせの場所に使いやすい場所。
というわけで、今日も早速、ここでミーティングを行ったのだった。
義姉スジャータたちとの夕食で訪れたITC WINDSORのカフェテリアにて。
毎週土曜日はビリヤニ(インド風炊き込みご飯)フェア。
他の料理もあれこれあれど、ビリヤニを試そうと食べ過ぎて(6種類)、炭水化物取り過ぎ。
器を覆っているのは、小麦粉を捏ねて作られた「ふた」。
これで密閉して、ご飯を炊くのだ。
食べる時には、ペロンとめくって、なかからご飯を。
といっても、盛り上がっているのは妻一人。
オーガニックの粉、あれこれと試しては、味わいをチェック。
小麦粉以外に、他の穀物がミックスされている物の方が栄養価も高い。
まあ、どれもこれも、それなりにいける。
←いい具合に熟したアボカドを購入して、ワカモレを。チャパティともぴったり合う。
それも当然。メキシコには、チャパティに相当するトルティーヤ(トウモロコシ粉系と小麦粉系)がある。
海外では香ばしいチップス系が知られているが、インドのチャパティそっくりなものが主食。
昔、トウモロコシを中心とする食の取材で、メキシコを訪れた。インドの食材、メキシコの食材、共通点多く。
うまくすると、インドでは本場メキシコ料理が手軽に作れるはず。
だけでなく、隣の敷地(空き家)の樹木がまた、たいへんな勢いで成長。
我が家の庭にせり出して、偉大なる木陰を造り出し。
落ち葉の片付けなどがたいへんだが、それは庭師がやってくれるからいいとして……。
木陰が気持ちよいものの、芝生が育たないのが問題。
しかも……
フェンスが壊れるのは時間の問題。
ってか、すでに壊れているとも言う。
斜めに成長しているだけで、倒れかかってくることはないと思うが、落ち葉の片付けが面倒なのか、庭師が「これは、切るべき、危ない」という。
近々、隣の敷地に行って、樹木の根元の様子を見てこよう。
わたしが見たところで、なにがどうわかるわけでもないのだが。
お似合いです。
スリランカ。本当に、いいところだったなあ。
また、ちょろっと、飛行機に乗って、行きたいなあ。
←上にも告知しているけれど、改めて来週末開催のジャパン・ハッバ。
わたしは司会をお引き受けした。
実行委員会より案内が届いたので、内容をここに転載する。
バンガロール在住の方々、どうぞ参加して、雰囲気を盛り上げていただければと思う。
ジャパン・ハッバ開催のお知らせ
2月19日(日)に、バンガロール大学セントラルカレッジ構内ジャーナ・ジョーティ講堂に於いて、恒例のジャパンハッバ(日本祭り)が開催されます。
この催しは、当地バンガロールにて地元の皆様に日本の文化を広く知って頂くこと、及び日本・南インドの友好促進を目的として2005年にスタートし今年で7回目を迎えます。前回のジャパンハッバは1000人を越える来場者を迎えました。2012年のテーマは「絆」。日印国交成立60周年にあたる記念開催となります。
開催当日はカラオケコンテスト、ステージでの歌、踊りや人形劇などの発表、ギャラリー展示、ゆかたの着付けや書道、折り紙などの日本文化体験コーナー、インド料理や日本料理を始めとするフードコート等、インドと日本の文化交流の場をたくさんご用意しております。
毎年ご参加・ご協力いただいている方も、まだいらしたことのない方も、是非今年のジャパンハッバにご来場下さい。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
ジャパンハッバ2012実行委員会