夫、出張で久々に静かな夜。庭の工事も、明日の芝生の張り替えを終えれば、ほぼ完了。来週は、内装の手入れや修繕を行うが、これまでの作業に比すれば、楽勝である。
静かに雨が降る夜のひととき。
上の写真は、庭に増築した新しい部屋の様子だ。朝、ヨガをしたり、瞑想をしたりのリラクセーションルーム。
昼間は開放的なサンルームの趣だが、夜は夜で、いい感じである。
大工衆の「異様に丁寧な」仕事ぶりについては、後日改めて、ここに紹介しようと思う。
ちなみにこの窓枠なども、素の木材をすべて、ここで切り、フレームを作り、磨いて磨いてツヤツヤにしてでき上がった。と語り始めると尽きないので、今日はこのへんにしておく。
バンガロールの雨期は、6月〜7月あたりだったはずだが、今年は最近になってようやく、まとまった雨が降っている。
大雨のせいで、道路が冠水したり、住居が浸水したり、諸々のトラブルはあるのだが、しかし恒常的に水不足となりつつあるこの都市において、今の時期の雨は不可欠。
この10年間で人口が倍増。ゴミは増え、各種インフラは不全で、社会問題が山盛りの都市バンガロール。豊かに雨が降ることだけにでも、ひとまずは感謝である。
話はかわって、日本の残暑。
わたしがインドに来てからというもの、日本に暮らすわが母の夏の部屋着は、ほとんど「インドもの」に変わったようである。
一度、インドの薄手の木綿服を着ると、他の服は着ていられないらしい。なにしろ、バンガロールよりもずっと熱い日本の夏。わたしよりもインド服を重宝している様子だ。
わたしはそもそも、化繊が苦手なので、「他の服が着られなくなる」その気持ちはよくわかる。
わたしが母に送ったAnokhiの衣類の中から、母が伯母、すなわち母にとっての義姉に1枚あげたところ、伯母が喜んで着ているという。
福岡はまだ、残暑厳しいと聞いていたので、それならばと早速、Anokhiへ赴き、伯父と伯母への衣類を買い求めた。なかなか日本に帰ることもできず、大したこともできないので、せめてもの贈り物だ。
このごろは、インドから海外への郵便事情もかなり信頼できる。インターネットで配送状況をトラッキングできるのだ。
スピードポストでの小包だと、福岡まで約1週間。普通のエアメイル(割安)での小包だと2〜3週間で到着する。
最初の数日はインドの郵便局のサイトで確認し、インドを出たところから、日本の郵便局のサイトにアクセスすると、日本での足跡をたどれる。非常に便利だ。
送料は、スピードポストでも、言うほど高くない。
衣類の他に、我が愛用のアーユルヴェーダのマッサージオイルやフェイスクリーム、それにダマスク・ローズウォーター、自然素材の石けん、南インドのコーヒーなど、インドのよきものをあれこれと詰めて送っている。
送料がかかったとしても、日本で買うよりはリーズナブルで、自然志向のものが多いから、送り甲斐がある。故にこれからは、帰国時に一気にお土産を買うのではなく、少しずつ、日本へインドを送ろうと思っている。
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さて、8月もそろそろ終わるころ。31日の我が誕生日は、夫がハイダラバード旅を提案してくれたので、金曜から週末にかけてを、彼の地で過ごすことにした。
来月はまた、新たな仕事もあれこれと。気分一新で新しい歳を迎えるべく、週末は気分転換をしてこようと思う。