サロン・ド・ミューズのある日には、
タルトを焼くにも型を使わず。
20名を超えると、オーヴンぎりぎりのサイズで焼くのが効率的。
というわけで、シリコン製のクッキングシートに、
タルト生地を直接載せて、伸し、焼く。
ちょうどゲストが来るころに焼くと、
家中にいい香りが立ちこめて、
食べる前から、幸せのお裾分け。
タルト生地が冷めるころに、ティータイム。
夕べのうちに作っておいたカスタードクリームを塗る。
生クリームを泡立てて、塗る。
マンゴーも、イチゴもない今の時期。
見栄えは地味だし、廉価だし、あまり有り難みのないバナナ。
しかし年中、役立つフルーツだ。
なにしろ、インドのバナナはおいしいから。
いつもなら、ザクロなどで彩りを添えるが、
今日はもう、面倒だ。
たたたたたたた〜っとスライスをして、
ざざざざざざざ〜っと並べて、
ひたすらの、ひたすらの、バナナ・タルト。
義理の両親もサロン・ド・ミューズを見学。
歌を聴き、折り紙作りを眺め、お茶を共にし、
とても楽しんでいた。
月曜日にデリーからもどってきた今週。
あっというまに過ぎてしまって、今日はもう金曜日。
来週の『ジャパン・ハッバ(日本祭り)』に向けて、各チーム、絶賛準備中。
今年は、布、紙チームそれぞれに2つのテーブルを借りた。2つのテーブルで、商品を販売。もう2つのテーブルでは、おてだまや書道、折り紙などのデモンストレーションを行う予定。日本に関心を持ってくれる人たちと、楽しく交流を図れることを願って。
ちなみにミューズ・クリエイション。赤ちゃんのご同行はノープロブレムです。
本日、「スペシャルな指揮者」にご来訪いただいての、真剣な練習でありましたチーム歌。専門家のアドヴァイスはすばらしい。みなさんの潜在力がぐんぐん引き出される感じ。音楽の専門用語や詳しいことはほとんどわからないわたしだが、理論を理解したら歌に深みが出て、進化するのだなと実感した。勉強になりました!
本日のおやつはスコーン。ヴァレンタインズデーだから、というわけで、ハート型❤
先日、デリーで購入して来たおいしいジャム。ヒマラヤの麓で作られたビターオレンジのマーマレード。おいしいんです。生クリームとジャムを添えて、スコーンの味が引き立つ。
というわけで、かつて拙ブログに頻出していた元ローカルフード探検隊のU-KO隊員、バンガロールへ。確か2年前に帰任していたはずだけれど、やたらよく会っている気がする。
去年はたまたま彼らのインド旅のタイミングがよく、8月9日、「アルヴィンドの誕生日」に、サプライズで親子3人で来てくれた。
今回は、彼女が一人旅の途中。我が家に「自分の誕生日」に登場。
ちなみに彼女、バンガロールに到着した際、アルヴィンドと空港でばったりと会っていたらしく。昨年末の我が帰国時も、旅帰りの彼女とぎりぎりで会えるなど、否応なく縁がある我々。
せっかくのご縁なので、朝、近所のベイカリーでお誕生日ケーキを頼んでおいた。シンプルなデコレーションゆえ、花形の蠟燭(これは家にあったもの)が、なんだかピッタリ。
毎週金曜日は、ミューズ・クリエイションの活動日。
「サロン・ド・ミューズ」と称された拙宅にてメンバーが集い、
クリエイティヴで賑やかで、いい「気」に満ちあふれた時間を過ごす。
誰もが多かれ少なかれ、きっと日ごろ抱えているであろう、
インド生活の困ったあれこれ、あふれんばかりの「負」のネタを、
「笑い」に転じて、楽しく過ごしてもらいたいと願っている。
さて、昨日のサロン・ド・ミューズ。
ジャパン・ハッバの反省会&打ち上げ。
各自、ご自由に飲食物をお持ちくださいとお願いしておいた。
わたしも前日に、菓子の準備。
人気のカステラを、と思ったが、いつものオーガニック砂糖を切らしていた。
ファブインディアのオーガニック、ザラメ風砂糖で代用したら……。
いつものように膨らまず、なんだかふにゃり、しっとりと。
しかし、これは遠い昔、カステラ好きのアルヴィンドと、
ポルトガルのリスボンを旅したときに、
「カステラの起源のお菓子、パンデローを探そう!」と、
街の焼菓子屋を転々とした果てに見つけた、
そのパンデローの食感にそっくりであった。
これはこれで、旨い!
というわけで、これ、カステラではなくパンデロー。
そして手前は……。自分でも、やるな。と思う。
一つ一つ小さく焼くのが面倒で、ど〜んと2枚焼いてみました。
ダイナミック・サブレ。略して大サブレ。
各自、手でバリバリと割って食べるべし。
クルミや、ラム酒に浸したレーズンなども入って、風味豊かにさくさくと。
ビール持参の人あれば、せんべいスナック持参の人あり。
餃子あり、チャプチェあり、パジョンあり。
その傍らには手づくりムース……。
極めてハチャメチャな取り合わせ。
なんだかよくわからないが、午後3時からの小宴会。
ミューズ・クリエイションのメンバーも大活躍だった日本のお祭り。
このごろは、頻度高く、大切な思い出が増えている。
★ ★ ★
たとえ少々大変でも、
心に少し、躊躇があっても、
努めて動けば確実に、成果があって、
それを楽しめれば、よい思い出が増えて、
それらの思い出は心の温かな糧。確かな成果。
ややこしいことを考えず、あれこれ思い煩わず、
取り敢えず、一歩を踏み出して、
新たな扉を開いたならば、その先には、新たな景色が広がっている。
ともあれ、また一つ、いい思い出ができた。
今月のミューズ・クリエイション。
4名のメンバーが、インドを離れ、新しい場所へ。
その一方で昨日のサロン・ド・ミューズには、
新しい4人のメンバーも参加された。
人生のほんのわずかの期間、縁あって同じ異国の地に住む人々。
各々が持っているクリエイティヴな個性を出し合って、
楽しく活動ができる場。
いい「気」が満ちあふれている場所だなと、
こうして撮った写真を眺めながらも、そう思う。
チーム布に、新しいメンバーが加わった。彼女が持って来てくれた作品を見て、歓声があがる。他チームのメンバーも集まって、大賑わい。
ベイビーの参加もOKです。ゲストルームで気持ちよさそうにゴロゴロしてます。
こちらはチーム紙。ジャパン・ハッバを終えて、次のイヴェントまでしばらくあるので、今日は慈善団体訪問時の遊びのための、「魚釣りキット」を作成。
磁石をつけた釣り竿で、クリップをつけた魚介類を釣るこの遊び、とても人気があるのです。
チーム歌も練習中。チーム歌のメンバーが多くご帰任されるここ数カ月。一緒に歌を歌いたい方、大募集!
【おまけ】金曜日は、午前中に夕飯の下ごしらえ。お菓子を焼きつつ。夕飯も作る。これは毎度おなじみ茅乃舎の、「野菜だし」を使ったシチュー。この野菜だしとニルギリスのリッチミルクがあれば、あとは軽く塩胡椒でおいしいクリームシチューができるのだ。簡単だしヘルシーだし、本当に茅乃舎のだし、お勧めです!
夕べは、すさまじい雷雨だった。
雨音の激しさに何度も目が覚め、なかなか寝付けない。
うつらうつらしているときに、まるで爆撃のような轟音が響き渡り、
どこかで落雷。
雨音は一段と強くなり、しかし夫はすやすやと寝息を立てて眠っている。
朝の庭は、すっかり濡れて、今朝はあちこちで、道路が冠水していたことだろう。
ミューズ・クリエイションの活動を開始して2年。
わたしがメンバーと会うのは基本的に金曜日、サロン・ド・ミューズの日だけ。
他の日は、たいてい一人での行動である。
ミューズ・クリエイション結成以前と、ほとんど変わらぬ日常。
そんな日々にあって、今週は水曜、木曜と、連日、メンバーとお出かけである。
水曜日は、前回の記録にあるサリーツアー。
木曜日は、チーム歌の「お別れ会恒例カラオケランチ」。
なにしろ主には駐在員夫人で構成されているメンバー。
人々の入れ替わりが激しく、各チームごとにお別れ会が開催される。
わたしは一応、運営者ということもあり、
各チームのお別れ会には声をかけてもらえるのだ。
今回は、初代メンバーも含め、2人のお別れ。
バンガロールの老舗日本料理店「播磨」にあるカラオケルーム。
そこで、昼間から、壮絶なショーが展開されるのである。
どんなにメンバーが入れ替わっても、
概ね、賑やかで声が大きい人に欠かないチーム歌のメンバー。
「防音効果のある部屋で、本当によかった」
と思わずにはいられない、毎度激しい、騒ぎである。
いったい何を歌い、何をしたら、こうなるのか。
説明なしにはわからない情景だ。
記念に載せておきたい写真がたいそうあるのだが、
あまりにもすさまじく、全世界に流出させるのはまずい。
一応、ぎりぎりのところで。
帰任する初代メンバーが、別れに因んだ「替え歌」を考えて披露してくれ、
それを聞きながら、涙していたかと思えば、暴走……。
疲労困憊で帰宅して、夜は4人分の夕食の準備。
義理の両親がデリーから来訪し、一緒に食事をするのだ。
最初の一週間は、バンガロールクラブに滞在するが、来週末は我が家へ。
「嫁する週末」がやってくる。
そして今日は、サロン・ド・ミューズ。
久しぶりにレモンタルトを焼く。
これは、ニューヨークはSOHOにある、
ONCE UPON A TARTのレシピブックを参考にしている。
先週、多めに作って冷凍しておいたタルト生地を解凍し、
レモン汁、生クリーム、砂糖、卵で液を作って流し込み焼くだけ。
今週は、夫の分もしっかり確保!
夫はといえば、午前中、診療所へ行かねばならず、午後からの出社。
弁当を持って行けば? というのに、「家で食べる」という。
「今日は、ガールズが来るんでしょ?」ということで。
今日のサロン・ド・ミューズは、午前中からオープンしており、
チーム布がレース編み講座を実施。
ランチは2階で食べるのだと思いきや、
ふと気づけば、夫はチーム紙のメンバーとテーブルを囲んでいる!
さて日曜は、ミューズ・リンクスの「インドでの食生活と健康管理」のセミナー。
週末のこのセミナー、駐在員や単身赴任社向けで、調理実習付き。
今回は、作りながら味見! で、楽しくワイルドに行きたいと思う。
この金曜日のサロン・ド・ミューズを最後に、
日本へご帰任のミューズ・クリエイションのメンバーがまたひとり。
今回もチーム歌のメンバーだということで、
先々週に引き続き、今回も「ミニ・サロンコンサート」を開催。
前回のコスチュームはサリーだったが、
今回は主役のSさんが、
「ひらひら、フリル、リボンにレース♥」なファッションが大好きなので、
その個性的なファッションに他のメンバーも追随。
ひらひら感のあるコスチュームでまとめたのだった。
サロンコンサートはティータイムに行うので、その前に、まずは練習。
そのあと、庭で写真撮影。
たくさん撮影したが、オンライン流出禁止的なものが多数につき、
厳選された無難な写真のみ、掲載。
Sさんは、ミューズ・クリエイション結成時からの初代メンバー。
2年余り、ともに活動をしてきた。
振り返れば、思い出が次々に回想されて尽きず。
人一倍(!)、おやつの時間を楽しみにしていた彼女のために、
定番のカステラを準備。
今日は人数が多かったので、2台(32人分)、焼いておいた。
残りはもちろん、マイハニーとわたしの、週末のおやつ。
季節は巡る。
一人が去り、三人が新たに訪れたこの日。
そのときどきの出会いを大切に。
昨日金曜日。
午前中はミューズ・リンクスのセミナーを実施した。
テーマは「インドでの食生活と健康管理」。
週末は働く人向けに。
平日は駐在員夫人向けに行っている。
本来、平日の部は、調理実習なし、なのだが、
勢い余ってチキンカレー作りの実習を。
夜にはなぜか、チャパティ焼きまで。
残っていた参加者数名、大賑わいで、
捏ねる、伸す、焼く!
ちなみに、このセミナーでは、役立つ情報満載の、
生活ガイド的な資料(カラー印刷)をお渡ししている。
ぜひ、フルに活用していただきたいものだ。
今回で3度目を迎えるミューズ・チャリティバザール。
OWCのクリスマスバザールや、ジャパンハッバなど、
外部での出店はほかにも行ってきたけれど、
ミューズ主催のバザールは、年に一度。
今年も去年とほぼ同じ時期、9月12日金曜日。
この時節は夏休みと重なって、一時帰国の人も多いけれど、
各チーム、それぞれに準備を本格化のころである。
メンバーの入れ替わりが激しく、
運営は一筋縄ではいかないけれど、
けれどこうして、常に、
そのときどきで、そのときどきなりの、
すてきな成果がでているというのは、うれしいこと。
さてこれから、出店するヴェンダーの手配などに入らなければ!
多くのゲストに来てもらい、バザールをより華やげるためにも。
この日は大人23名、ベイビー2名の参加。
まだ歩けない赤ちゃんの参加はノープロブレムだ。
というわけで、バンガロールにお住まいの方。
9月12日(金)、ミューズ・クリエイションのバザール。
どうぞカレンダーにマークをつけておいてください!
一日のはじまり。
目覚めてすぐ、新聞を読むのはやめよう。
インターネットのニュースサイトや、
Facebookを読むのも、
メールの確認をするのも、やめよう。
健やかな精神のためには、
眠る前と、目覚めたあとの時間がたいせつ。
わかってはいるけれど、
ついつい眠りにつく直前まで、くつろいでいない。
これでは、眠りの質を落としてしまう。
せっかくの睡眠時間を、
有意義に使えないのはもったいない。
せめて寝る30分前には、コンピュータから離れ、
日記を書いたり、瞑想したり。
覚醒から睡眠への移行を、滑らかに……。
朝、iPhoneの目覚ましで目が覚めたら、
ついでに、メールをチェックしてしまう。
この習慣も、やめなければと、思う。
まずは、「おはよう」。
洗面所で簡単に身支度を整える。
ぬるま湯、もしくは白湯を飲む。
庭に出る。
このごろは、NORAにおはようといい、餌をやる。
緑を眺め、花々の咲き具合を確認し、
それから軽くラジオ体操。
スニーカーに履き替えて、トレッドミルで数キロ歩く。
シャワーを浴び、
夫のお弁当を作り、
朝食を食べ、
コーヒーを飲む。
そのときにようやく、メディアに触れる。
心の準備ができてから、世界の出来事に触れる。
辛いニュース、
嫌なニュース、
残酷なニュースが溢れている。
が、目を背けられない出来事の渦。
情報の取捨選択と、判断力の育成。
ところで、これはなんでしょう?
もう少し、成長してから、種明かしをしましょう。
一昨日、一週間の出張を終えて帰宅した夫。
彼の不在中に、NORAがすっかり、うちの子となっており。
まだ打ち解けていない彼ら。
様子を伺いつつ、互いを観察している様子。
むしろNORAの方が、主のように、
堂々と、自由気ままに、我が道をゆく。
瞬く間に1週間は過ぎて、今日もまたサロン・ド・ミューズ。
久しぶりに、ストロベリーのタルトを焼くことに。
夕べのうちに、タルトの生地を捏ね、
カスタードクリームを作り、
イチゴを、軽く、甘く煮ておいた。
今日はのちほど、生地を焼く。
ミューズ・クリエイションを始めてから2年余り。
バンガロールにいるときには必ず、金曜日の拙宅を開放してきた。
思えばもう、100回は、超えている。
ほとんど毎週、お菓子を焼くのが習慣になり、
いったい、何百個の卵を割ってきたことか。
たくさん作ることにもすっかり慣れて、
暮らしのサイクルの一つとして、
夫もまた、金曜日の夜のおやつが楽しみ。
よく続いているなと、自分でも思う。
これからもずっと続けたいから、
自分のやる気を損なわないように、
楽しく、継続できるように、
その方法を模索しながら、ぼちぼちとゆこう。
自分が無理なく心地よくやれていなければ、
他者をもてなすことはできない。
ゆえに、敢えて、仕事を増やしすぎず、
適度を探す。適度を守る。
ところでこのフライパン。
昨日、HOME STOPで見つけた。
欧米の調理器具もまた、この5年ほどの間で、
たいへんな勢いでインド市場に進出している。
売れているのか否かはさておき、
質のいいものも少なくなく。
これまでは、数年前に購入した、
イタリアのBALLANIのフライパンを愛用していたが、
今回、同じブランドから、新製品が出ていた。
表面が石のような質感。
テフロンのように有害物質が溶け出る可能性がない、
これを大小2種類買ったのだが、
今朝、お弁当のために肉を焼いて感動した。
油を敷かずともこびりつかず、
醤油やヴァルサミコ酢が上手く素材と絡む。
保温性もあるので、余熱で加熱できる。
さっと水で洗い流せるところもすばらしい。
詳しくはこちら(←Click!)をご覧のこと。
同じ場所に売られていた、
白いフライパンも気になるところ。
別のサイズを一つ、買ってみようかと思う。
一日のはじまり。
目覚めてすぐ、新聞を読むのはやめよう。
インターネットのニュースサイトや、
Facebookを読むのも、
メールの確認をするのも、やめよう。
健やかな精神のためには、
眠る前と、目覚めたあとの時間がたいせつ。
わかってはいるけれど、
ついつい眠りにつく直前まで、くつろいでいない。
これでは、眠りの質を落としてしまう。
せっかくの睡眠時間を、
有意義に使えないのはもったいない。
せめて寝る30分前には、コンピュータから離れ、
日記を書いたり、瞑想したり。
覚醒から睡眠への移行を、滑らかに……。
朝、iPhoneの目覚ましで目が覚めたら、
ついでに、メールをチェックしてしまう。
この習慣も、やめなければと、思う。
まずは、「おはよう」。
洗面所で簡単に身支度を整える。
ぬるま湯、もしくは白湯を飲む。
庭に出る。
このごろは、NORAにおはようといい、餌をやる。
緑を眺め、花々の咲き具合を確認し、
それから軽くラジオ体操。
スニーカーに履き替えて、トレッドミルで数キロ歩く。
シャワーを浴び、
夫のお弁当を作り、
朝食を食べ、
コーヒーを飲む。
そのときにようやく、メディアに触れる。
心の準備ができてから、世界の出来事に触れる。
辛いニュース、
嫌なニュース、
残酷なニュースが溢れている。
が、目を背けられない出来事の渦。
情報の取捨選択と、判断力の育成。
ところで、これはなんでしょう?
もう少し、成長してから、種明かしをしましょう。
一昨日、一週間の出張を終えて帰宅した夫。
彼の不在中に、NORAがすっかり、うちの子となっており。
まだ打ち解けていない彼ら。
様子を伺いつつ、互いを観察している様子。
むしろNORAの方が、主のように、
堂々と、自由気ままに、我が道をゆく。
瞬く間に1週間は過ぎて、今日もまたサロン・ド・ミューズ。
久しぶりに、ストロベリーのタルトを焼くことに。
夕べのうちに、タルトの生地を捏ね、
カスタードクリームを作り、
イチゴを、軽く、甘く煮ておいた。
今日はのちほど、生地を焼く。
ミューズ・クリエイションを始めてから2年余り。
バンガロールにいるときには必ず、金曜日の拙宅を開放してきた。
思えばもう、100回は、超えている。
ほとんど毎週、お菓子を焼くのが習慣になり、
いったい、何百個の卵を割ってきたことか。
たくさん作ることにもすっかり慣れて、
暮らしのサイクルの一つとして、
夫もまた、金曜日の夜のおやつが楽しみ。
よく続いているなと、自分でも思う。
お菓子を焼くことが、ではなく、
この活動そのものが、である。
入れ替わり、立ち代わりであれ、
ミューズ・クリエイションの主旨を理解してくれる
いいメンバーに恵まれていること。
それに尽きる。
ここでややこしい人間関係のトラブルでも発生された日には、
続ける衝動も理由も喪う。
そういうことが、一番苦手だから。
そしてそういうことが、
一番、不毛で、無駄で、残念なことだから。
ミューズ・クリエイションは、
これからもずっと続けたいから、
自分のやる気を損なわないように、
楽しく、継続できるように、
その方法を模索しながら、ぼちぼちとゆこう。
自分が無理なく心地よくやれていなければ、
他者をもてなすことはできない。
ゆえに、敢えて、仕事を増やしすぎず、
適度を探す。適度を守る。
ところでこのフライパン。
昨日、HOME STOPで見つけた。
欧米の調理器具もまた、この5年ほどの間で、
たいへんな勢いでインド市場に進出している。
売れているのか否かはさておき、
質のいいものも少なくなく。
これまでは、数年前に購入した、
イタリアのBALLANIのフライパンを愛用していたが、
今回、同じブランドから、新製品が出ていた。
表面が石のような質感。
テフロンのように有害物質が溶け出る可能性がない、
これを大小2種類買ったのだが、
今朝、お弁当のために肉を焼いて感動した。
油を敷かずともこびりつかず、
醤油やヴァルサミコ酢が上手く素材と絡む。
保温性もあるので、余熱で加熱できる。
さっと水で洗い流せるところもすばらしい。
詳しくはこちら(←Click!)をご覧のこと。
同じ場所に売られていた、
白いフライパンも気になるところ。
別のサイズを一つ、買ってみようかと思う。
そうそう、今日はわたしたちの、
インドでの、結婚記念日である。
2001年7月。
初めてのインド。
あの、蒸し暑いデリーで結婚式を挙げてから、
早くも13年。
■インドで結婚式 (←13年前の記録)
ドサッと庭で、大きな音がする。
ヤシの木の枯れ葉が「脱皮」するように、落ちる。
こういうことを繰り返しながら、
わたしの身長ほどの低さで、
わたしの太ももほどの「細さ」だったヤシの木が、
今でもぐんぐん、ぐんぐんご伸び続けている。
本日は、毎週金曜日おなじみの、サロン・ド・ミューズ。
9月12日(金)開催のチャリティ・バザールに向けて、
チーム紙、チーム布、そしてチーム歌、それぞれに準備中。
こうして写真を載せている先から、
予約が入ったりもして、なかなかに盛り上がる。
今年も昨年同様、約10の外部からのヴェンダーも参加。
ヴァラエティ豊かに楽しいバザールになりそうだ。
モデル気取りで母が着用しているのは、
オーロヴィルのハンドブロック・プリンティングのトップ。
通販で注文していたのが、今朝、届いたのだ。
もちろん母のために注文しておいたのだが、
予想以上にぴったりと似合っていて、よかった。
ここ数年間のインドにおける
オンラインショッピングの急伸ぶりについては、
過去にも幾度か記した通り。
このサイトも紹介したが、改めて。
ファッション関連のサイトとしては、
今のところ一番気に入っているサイトだ。
毎日届く案内のメールも興味深く、あれこれ欲しくなるのが危険。
■JAYPORE (←Click!)
ミューズ・チャリティバザールまで1カ月半。
この時期は、日本の夏休みやお盆の時期でもあり、
日本へ一時帰国しているメンバーも少なくない。
とはいえ、毎週金曜日には、
コンスタントに20名前後が集まり、
活動は続いている。
今月は、15日の金曜日が独立記念日だったり、
29日の金曜日がガネイシャ祭りだったりと、
金曜日の祝日が2日もあるが、
前日木曜日にオープンしての活動となる。
バザールでは、ミューズ・クワイアの歌も披露される。
歌を楽しみにしているゲストも少なくなく、
今回は午前、昼、午後の3回、歌う予定だ。
かわいい作品が、あれこれと。
すでに予約が入っている商品もあり。
ちなみにチーム布が使っている布の多くは、
以前もここで紹介した、ローカルの布問屋エリアで購入されている。
世界各国のブランドから発注されて作られる布の、
まさにアウトレット商品が、
「宝の山」のように埋もれている場所。
わたしは一度訪れたきりだが、
チーム布のメンバーは、折に触れて買い出しにでかけているようだ。
この日も朝、ロングなロールケーキを2本焼いた。
マンゴーと生クリームをぐるっと巻けば出来上がり。
日本からの母もお気に入りの様子。
8月が訪れた。
この時節からのインドは、年後半に向けて祝祭日が続き、
何かと浮き足立った季節となる。
さて、ミューズ・クリエイションのバザールまで1カ月余り。
わたしも少し、作品などを作りつつ、
普段とは異なる「クリエイティヴ」を楽しんでいる。
ところでこれは、
オーガニックのムサンビ/モサンビ (mousambi)。
スイートライムと呼ばれるこの柑橘。
ジュースにして飲むのが一般的だ。
朝、絞り立てを飲む。五臓六腑に染み渡って旨い!
詳しくは、こちらにも記している。
ところで昨夜は、アルヴィンドの友人がオリッサから来訪。
アスペン・インスティテュートを通して出会ったという彼は、
オリッサで乳製品会社を起業、
近々バンガロールへの進出を考えているという。
彼の会社のことは、また別の機会に記すとして、
彼の妻が選んでくれたというストール。
ロウ・シルク(生絹)を染め、織られた絣(かすり)。
オリッサは、わたしの大好きなイカット(絣)の産地。
なんという素敵なお土産だろうと、
その心遣いに本当に大感激!
こちらも、もちろん最初からそのつもりだったが、
いろいろとおいしい料理やお酒、デザートを用意して、
おもてなしをしたのだった。
とても喜んでもらえた。
夫妻は日本料理が大好きで、
特に「揚げ出し豆腐」が好みだと言う。
次回は必ず二人で遊びにおいでね、
日本料理をたっぷり用意するからと伝えたのだった。
過去2回のバザールの教訓を生かし、
今回はあらかじめ、会場(拙宅)の配置図を作った。
約10の外部ヴェンダー。
個性豊かに自己主張もばっちりで、
自分の売り場を徐々に拡張する人もあり。
非営利団体からは場所代を徴収していないが、
純粋にビジネスのヴェンダーからは、
売り上げ5%以上の寄付を募っている。
中にはわずか6時間程度で、
15万円ほども売り上げたところもあり、
このバザール、なかなかに、「やる」のである。
そんなこともあり、
配置図を送ると同時に、
「スペースに関しては、こちらの指示を受け入れてください」
と記したにも関わらず、
「今年は広めのテーブルを」とか、
「もう少し、大きなスペースが必要だ」とか、
非常にインド的な反応を得……。
SMSが届いた直後に電話で返事。
「そうは、いきません。どうぞご理解ください」
文章だと強さが出せないので、
口調で強さを表現、である。
ともあれ、外部ヴェンダーさえきちんとやってくれれば、
ミューズ・クリエイションのメンバーによる店舗は、
前日までに準備も万端の予定である。
去年までは、当日にかかる、
わたし自身の負担が大きすぎた。
動き回りすぎる一日であった。
それは、いいことではない。
あれこれと、抱え込まずにすむように、
予めの準備を整えて、メンバーに作業を分散、
自分の中の慌ただしい雰囲気を、
緩和させたいと思っている。
ところで現在、
インド北部のカシミールは、たいへんな水害に見舞われている。
今回もバザールに出店予定の友人のディピカから、
今朝、悲痛に満ちたメールが届いた。
カシミールの山岳地帯に暮らす羊飼いの女性たちを支援する彼女。
彼女の誘いでカシミールの手工芸品を巡る旅に出たことは、
わたしにとって、かけがえのない思い出だ。
その舞台である州都スリナガル、
そして渓谷の町、パハルガムが、
洪水で甚大な被害を受けている模様。
折しも彼女はカシミールに滞在中で、
数日遅れでようやく昨日、戻ってきたようだ。
本当は、たくさんの新作をバザール用に持って来るはずが、
洪水のため、あまり用意できなかったらしい。
それでも、現地の人々が丹精を込めて織り上げた、
上質のパシュミナを仕入れてきたという。
彼女はビジネスではなく、あくまでも「支援」のために行っており、
だからパシュミナも、自分の利益を考えず、
職人からの卸値に輸送費だけを加えて、
「とても廉価」で販売するとのこと。
バザールにいらっしゃるみなさん。
質のよいパシュミナを安くで購入できる好機です。
1枚平均7500ルピーとのことなので、
関心のある方は、現金を多めにお持ちください。
というわけで、彼女は今、知り合いの誰とも連絡がとれず、
非常に心配している様子。
わたしもまた、カシミールで出会った人たちの
無事を祈るばかりだ。
■2012年6月 カシミールの手工芸品を巡る旅の記録 (←Click!)
■片隅の風景@インド カシミール旅の記録をiPhoneから発信 (←Click!)
いよいよ、明日はチャリティバザール。
昨日今日と、メンバーが集まって、それぞれに準備をした。
明日は8時半集合で、外部ヴェンダーの設営のお手伝い。
上の写真は、チーム紙のお店。
こちらは、チーム布のお店。
本当に魅力的な商品が満載♥だ。
細かな写真は、後日アップロードしたい。
歌は午前、午後にかけて3回のサロン・コンサート。
最後の練習をしている様子。
中古品や古本の販売は庭で。
いつもと違う様子に、NORAも興味津々。
大好きなブルーシートを発見して、一人で遊ぶ。
ブルーシートでかくれんぼをするのが好きなのだ。
カステラは、昨日のうちに7台も焼いていたのを、
今朝は、切り分けて包んだ。
我が家の冷蔵庫。
そもそもから大きくない。
さらには、大して物を入れていない。
ゆえに、こんな無茶も可能。
冷蔵庫が、カステラに埋め尽くされているの図。
牛乳と、奥には打ち上げ用のビールが入っている。
これ、とても大事!
それでもって、先ほど特製パンナコッタも限定15個作った。
これもミルキー、クリーミー、テイスティーなのだ。
……というわけで、バンガロールにお住まいのみなさま、
明日はバザールでお目にかかりましょう!
バンガロールに暮らす外国人女性からなる、
OWC (Overseas Women's Club)。
異国の地で暮らす女性たちのネットワークを構築し、
さまざまなイヴェントを企画するなど、活発な組織だ。
OWCは、社会奉仕、慈善活動に主眼をおいている。
現在、OWCが支援する地元の慈善団体は22。
その団体をメンバーに紹介するイヴェントが、昨日開かれた。
インドに移住以来、
バンガロールにいるときには欠かさず足を運んできた。
今回で7回目か8回目になる。
ここで出会った団体の人々と、
言葉を交わし、資料を受け取り、
ミューズ・クリエイション以前から、
いろいろな団体を訪問させてもらってきた。
インド移住当初、
日本人女性が主宰していた折り紙ヴォランティアに参加して、
しばしば聾学校を訪れた時期があった。
ここ数年、個人的には訪れていなかったが、
先生から「ぜひいらして」と声をかけられた。
近々、ミューズ・クリエイションのメンバーたちと、再訪したいと思う。
来週の金曜日に訪問予定のドミニカン・シスターズ。
スラムに暮らす貧困層の子どもたち200名が、
一堂に会する合宿で、図画工作などを教えて欲しいとのこと。
連休中で参加者が集まらず、今のところ5名程度。
さてさて、なにをどうするか、作戦を練らなければ。
個人的にはもう何度も、お邪魔させていただいたBANGALORE EDUCATION TRUST。
貧困層の子どもたちに、きちんとした教育を、という願いのもとに、
無償の学校を運営しているインド人男性、ナガラジ氏。
彼の姿が、見当たらない。
「ナガラジさん、お元気?」
と声をかけると、顔なじみのスタッフが、顔を曇らせる。
「ナガラジは、もう1カ月半も入院しているんです。合併症で、昏睡状態が続いていて、意識がありません……」
なんということ……。
76歳の彼は、かつてご自身が言っていた通り、「天涯孤独の身の上」だ。家族や親戚の関わりが濃厚なインドにあって、まったく身寄りがないというのは、非常に珍しいことである。
そんなこともあり、彼は私財を投げ打って、社会奉仕に挺身してきた。
インドには、資産の多い少ないに関わらず、社会奉仕、慈善活動に、人生そのものを託しながら関わる人が、本当に多い。
この国の問題点ばかりに目を向けていると見えて来ないが、その問題点を解決するために、尽力している個人が多いことを、我々部外者も知っておくべきだろう。
CSR(企業の社会的責任)もまた、社会に定着しているこの国では、企業や団体が慈善団体を支援したり、病院を創設したり、学校を立ち上げたりと、社会のために貢献しているケースも多々ある。
ナガラジ氏がいなくても、BANGALORE EDUCATION TRUSTは、支援者の力のもと、継続されると聞いて安心はしたが、しかし、ナガラジ氏のことが、心にひっかかる。
企業はともかく、個人で活動をしている人たちの声に耳を傾ければ、そこにはいつでも、敬意を表すべき、静かで確実な活動がある。
ナガラジ氏の活動もまた、わたしにとっては、強く心に刻まれた物語の一つであった。
2011年3月下旬のある日。
ナガラジ氏から手紙が届いた。それは、日本を襲った天災に対してのお見舞いだった。彼の心遣いに、本当に、胸を打たれたものだ。
■ナガラジ氏からの手紙。 (←Click!)
なお、訪問するたびに記録を残しているが、ミューズ・クリエイション結成以前、数名の有志と訪問した1回目、2回目の記録に、彼のバックグラウンドと学校の活動の様子を詳細に亘って記している。ぜひ目を通していただければと思う。
■貧しい家庭の子に教育を。スラムで打ちのめされる 2009年2月 (←Click!)
■「焼け石に水」なのか。慈善団体訪問で。2010年9月 (←Click!)
ナガラジ氏を思いつつ、気分が塞ぐ思いだが、わたしには、何をどうすることもできない。ただ、ナガラジ氏が、苦しまずにいてほしいと祈るばかりだ。
来週から2週間の一時帰国につき、
毎週金曜日のミューズ・クリエイションの活動日、
サロン・ド・ミューズも2回に亘ってお休みとなる。
だから、というわけではないのだが、
今日のミューズは、盛りだくさん。
午前中は、「インドのテキスタイルとサリー講座」。
インドのテキスタイルに関する説明のあと、
坂田のサリーを試着しての、コスプレ遊び。
織り、染め、刺繍、絞りなど、
さまざまな産地の、
さまざまな手作業によるサリーを試着してもらい、
自分の好みを見つけ出してもらう。
自分が好きな色柄と、
自分に似合う色柄は違うのだ、
ということを知るための、いい機会でもある。
サリー講座と同時進行で、
ダイニングルームではメンバーの指導による
メヘンディ講座。
初心者なメンバーたちが、最初は紙の上で練習をして、
仕上げは、自分の腕をキャンパスに初挑戦。
みなさん、なかなかに素敵な仕上がり。
月日の流れは瞬く間。
来月末は、OWCのクリスマスバザールにつき、
布、紙チームは商品作りに余念がない。
一時はメンバーの帰任が相次いで、
どうなることかと思いきや、
チーム歌のメンバーは順調に増え、
OWCクリスマスバザールでも、
賑やかに歌声を披露できそうだ。
アウアウ♫ と、
ベイビーたちも、一緒に歌ってます。
そんなこんなで、今日もまた、いつもに増して賑やかな一日。
母も最後の参加につき、
みなさんとも別れを惜しみつつ。
特にチーム布のみなさんには、お世話になりました。
ところで一昨日はメンバーたちと、
ホスピスへ訪問した。
そのレポートは、日本へ帰る前にアップロードしようと思う。
【NORAの記】
わたしのデスクの傍らで、くつろぐNORA。
ちょっといたずらしてみようと、
猫の声の動画を見つけて音を出してみたところ……