Photo: Haji Ali (mosque and tomb)@Mumbai
ムンバイ宅を出て、バンガロールへ向かうべく空港への車中、デリーのロメイシュ・パパより電話。バンガロールで爆弾テロが起こったらしい。市街の8カ所で小規模な爆発が起こり、1、2名が死亡、十数名が負傷とのこと。
バンガロールでテロが起こったのは、インド移住直後のIIS襲撃事件以来のこと。大規模な爆発ではなかったとはいえ、いやなニュースである。インドでは、折に触れて全国各地でテロ騒ぎが起こっている。
主には宗教間の軋轢。過激派によるテロ。
テロ。
米国での、9/11/2001のテロ以降の、ニューヨークとワシントンDCを行き来するアムトラック(鉄道)駅の、物々しい警備の様子。危険度指数が、黄色からオレンジ、オレンジから赤になる、その知らせをニュースで目にするときの、いいしれぬ圧迫感。
あの都市の秋から冬にかけての気の重さが、急に蘇って来る。案じても、どうすることもできない。注意しようにも、注意できない。どこで何が起こるかわからないのだから。ただ、毎日を大切に暮らしてゆくばかりである。
夜のバンガロール。涼しいどころか、肌寒いほどだ。雨が少なかった雨期のはじまりだったが、ここにきてかなり降っているようである。埃が落とされた様子の夜景を眺めながら、家路へ向かう。
いつものように、玄関を開け、電気をつける。きれいに片付いている。ほっとする。
水を飲んで、庭に出る。
雨に洗われた緑のそよぎが、本当に心地よい。やっぱり、庭があるのはいいものだ。ガマオの姿は見られないが、最近住み着いている巨大なカエルが、より増量してどっしりどっしりと、飛び跳ねている。決してピョンピョンではない。
2週間見ないうちに、椰子の木がとても大きくなった気がする。
NHKスペシャルで、三晩に亘り、「インドの衝撃2」が放送されるようだ。といってもすでに2話は終わっており、最終回は27日(日)とのこと。
前回は各方面からそのお知らせや感想をいただいたのだが、今回は昨日、クライアントの方に連絡をもらうまで気づかなかった。あまり宣伝されていなかったのか。それともたまたま、誰からも連絡が来なかっただけなのか。
第3回は「世界の頭脳 印僑パワーを呼び戻せ」らしい。
印僑というのは、わたしがここでもたびたび記して来たところの、NRI (Non Resident Indian) 非インド在住インド人のこと。つまりアルヴィンドのような海外在住経験の長いインド人のことを指している。
どういう内容がレポートされるのか、興味深いところだ。詳しくは、番組のサイトをどうぞ。