毎度の長旅を経て、水曜の夕刻、ニューヨークに到着した。以来、瞬く間に日曜日の朝を迎えている。
インド移住当初の数年間は、半年に一度、渡米した。すでに移住後のニューヨーク来訪は10回目を数える。
訪れればたちまち、ここに住んでいたころの気持ちに戻るが、しかしインドほどではないにせよ、目にする店、場所の変貌は著しく、思い出の場所は、次々に消えてゆく。
いつもは、カーネギーホールの向かいにあるホテルに滞在している。
セントラルパークにほど近く、かつて住んでいたアッパーウエストサイド、コロンバスサークルにも近い利便性の高い場所で気に入っていた。
しかし、値段の割にサーヴィスも部屋もあまりよくなく、今回は気分を変える意味でも別のホテルを選んだ。
ミッドタウン。セントパトリックス・カテドラルの向かいにあるTHE NEW YORK PALACE。ここはムンバイのTHE TAJ MAHAL PALACEを思わせるインテリア。サーヴィスもすばらしく、快適な滞在だ。
今回は、いつもに比べて早い時期(2カ月前)に予約をしたのに加え、夫の会社を通してコーポレート・ディスカウントも使えたのが幸いだった。
さらには、毎度、我が夫がお得意の「ソフトに、しかし確実に」のアップグレードが実現、カテドラルを見下ろす眺めのいい部屋に移ることができた。
わたしは、このホテルに滞在するのは初めてだが、夫は社会人になって初めてのニューヨーク来訪時、ここに滞在したとのこと。「思い出のホテル」らしい。毎度、何かと小憎らしくも、うらやましい。
ここに10日ほど滞在し、残り数日をワシントンD.C.で過ごす予定である。
ところで今回は、iPhoneを持参していることから、カメラを持ち歩かず。iPhoneで撮影し、街角のFreeのwifiスポットで、コーヒーブレイクしつつアップロードしたりして、楽しんでいる。
旅をすると、脳みその、いつもと違う部分が刺激され、書きたいことがわき上がる。
特に、今年のニューヨークは、自分自身の「華麗っぷり」いや「加齢っぷり」についても思うところあり。が、わざわざニューヨークに来てまで、しみじみとしたことを書くこともなかろう。
というわけで、iPhoneにて、ひたすら軽やかに、記録を残したい。
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