✈️約3週間に亘る欧州旅も終章。ダブリンには、もう少し滞在したかったと名残惜しく思いながら、ホテルのダイニングルームで朝食をとる。コンパクトな空間ながら、フラワーアレンジメントも、インテリアも、そして料理のプレゼンテーションも、本当にすてきだった。朝食は控えめにコールドブッフェだけにしたのに、目に麗しいテーブルの様子。
✈️ニューヨーク、ゴールウェイ、ダブリン滞在を経て、本日午後、トランプ大統領と入れ違いでロンドンへ入った。わたしが初めてロンドンを訪れたのは、1995年4月。ニューヨークへ移住する1年前のこと。英国南部の港町、ワージングで3カ月の語学留学をするために渡英した際、首都ロンドンに何度か足を運んだ。当時はフリーランスのライター兼編集者でもあったので、留学中に旅行誌の取材で、コッツウォルズ地方へ訪れたこともあった。
✈️その次にロンドンを訪れたのは、インド移住前年の2005年。アルヴィンドと二人で、コッツウォルズ地方のドライヴも楽しんだ。思えば、「左車線、右ハンドル」の運転をするのは、あのとき以来だから、今回は14年ぶりのことであった。そら緊張もするというものである。14年前はロンドン市内のレンタカーオフィスで車を借りたのだが、駐車場から出て早々、左のサイドミラーを工事中のサインにぶつけてしまい、カヴァーを破壊した苦い経験がある。ゆえに各種保険は確認の上、しっかり入っておくべし。
✈️インドに移住してからは、年に一度の渡米の際には、パリ経由、フランクフルト経由、ドバイ経由……と、マイレージを貯める気がほとんどないのかと言いたいくらい計画性なく、毎年ふらふらと、そのときどきの都合で異なるフライトを選んで来た。しかし、ここ4、5年はロンドン経由のブリティッシュ・エアウェイズで落ち着いている。
✈️これまでは、全日空やシンガポールエアライン、ジェットエアウェイズなど、全体に「青いイメージ」の航空会社を積極的に利用し、スターアライアンスのマイルを貯めていたはずなのだが、哀しいかな、ジェットエアウェイズが消滅してしまった。ずっと乗り続けていたシンガポールエアラインも、数年前からは、バンガロールから福岡へ至るフライトの乗り継ぎが極めて悪くなり、2年前からキャセイに移行している。
✈️一方、来年3月には日本航空がバンガロール=成田の直行便を就航する。そうなるともう「赤いイメージ」の航空会社を利用して、ワンワールドのマイレージを貯めようではないかと、今更ながら思うのだった。
✈️一昨年前からは、経由地ロンドンで一旦下りて、英国に滞在している。一昨年前は、夫がクリケットの印パ戦を見たいがためにバーミンガム近郊へ。昨年は久々にコッツウォルズへ足をのばして田園風景とグルメを愉しむ旅。そして今年は、夫の仕事と、やはり夫がクリケットのワールドカップを見たいがためにロンドンである。
✈️わたしは今日から5泊、夫はロンドンだけでなく、ケンブリッジにも数日滞在したあと、バンガロールへ戻る。……と、問わず語りに旅の復習。
✈️今回の滞在は、前回、前々回に引き続き、サウスケンジントン。極めて地の利がよく、快適だったことから、昨年と同じホテルを選んだ。そして昨年、気に入ったイタリアンのレストランへ赴き、ディナーを。ついこの間、来たばかりのような、錯覚に陥る。ニューヨークだけでなく、ロンドンにも愛着がわき始めているようだ。
✈️夫の家族や親戚にとっても、縁のある都市、ロンドン。父方のマルハン家、母方のプリ家。双方のファミリーを巡る心に残る逸話があり、間接的に親しみを覚えてもいる。綴るに尽きぬ、旅の空。
🍙そろそろ、ごはんと味噌汁が食べたい。