小雨降る福岡を離れ、次なる目的地、東京へ。パンデミック以前の何年かは、新幹線を選んで途中下車の旅をしつつ、東京へ赴くことが増えていた。今回は福岡と東京だけと決めていたので、飛行機にしようかとも思ったが、荷物の多さや空港までの行き来を考えると、新幹線の方がよいと結論。
日本を離れて以来、長距離の鉄道移動には、外国人や海外永住の日本人に向けて販売されている「ジャパン・レイルパス」を利用していたため、今回はその対象外だった「のぞみ」に乗ることにした。しかも、初体験の「グリーン車」である。
一般の車両は、横一列5席あるところ、グリーン車は4席ということで、スペースにゆとりがある。飛行機よりもはるかに快適! 荷物が多い人は、端っこの席を予約しておくと、ご覧の通りスーツケースなどを安心して積みこめる。
駅弁が楽しみだったものの、「化学調味料だらけ」のものが多いと懸念していた。昔はそうだったからだ。しかし、早めに駅に行って、食品店街をうろうろしたところ、マクロビオティックのヘルシー&かわいいお弁当を発見! もう、これで安心だ。
グリーン車は人も少なく、のびのびし放題。おいしいお弁当を食べたり、動画を作ったり、寝たりしているうちに、到着。実に快適な旅だった。
東京駅に到着後、銀座のホテルまではタクシーで。歩ける距離ではあるが、荷物が多いので流石に無理。今回予約したのは、2018年12月にオープンしていた新しいホテル、THE GATE HOTEL 東京 by HULICだ。これまでは、銀座の三井ガーデンホテルズ系列やKARAKUSAを利用してきたが、今回、あれこれと調べていて目に止まった。
申し分のないロケーション。さらには、部屋が広めの上に、自然エネルギーを活用した建築の様式やコンセプトが興味深い。しかも、5泊の連泊だと、かなりリーズナブルになるという特典も発見。1泊した現在、「最高!」の気分だ。
洗面台は二つあり、トイレと浴室は別々。浴室には湯船と体を洗う場所がある日本的な構造で、これがまた、日本の生活文化を反映していてよい。しかしながら、全体に、国籍問わず多くの人に使いやすいであろうシンプルで機能的なレイアウトになっている。
天井の高いロビーフロアも開放的ですてきだし、ラウンジやダイニング、バー、眺めのよいバルコニーなどは、マンハッタンを思い出して懐かしくなる。毎年「里帰り」していたにも関わらず、もう3年も赴いていないニューヨークの雰囲気も楽しめて、個人的にはとてもうれしい。
……と、ホテルのことを長々説明している場合でもない。が、非常に気になる。このホテルを手がけている不動産デベロッパー、「ヒューリック株式会社」についても関心を抱いた。ちょっと調べてみようと思う。
図らずも、東京では濃い5泊を過ごすことになった。体調に気をつけて、過ごしたい。
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