🙏今朝は、訃報で一日がはじまった。ヴィクラム・キルロスカ氏が、心臓発作で急逝された。当地バンガロールに拠点を置くトヨタ・キルロスカの副社長だ。まだ64歳という若さだった。
ヴィクラムとは、インド移住当初から、折に触れてお会いしてきた。夫のアルヴィンドとヴィクラムが、同じMIT(マサチューセッツ工科大学)の同窓生であることから、ご縁があった。
かつて夫は、バンガロールのMIT卒業生による「MITクラブ」を立ち上げ、さまざまな催しをしてきた。ヴィクラムは多忙な中、積極的に運営に関わり、イヴェントへも参加してくれていた。彼の邸宅で音楽会や講演会が開催されたこともあるし、我が家で開催した集いにもいらした。
MITクラブが諸事情で継続されていない今、ここ数年は、彼とお会いする機会がなかった。一昨日、夫が「京友禅サリーの展示会に、ヴィクラムも招待する?」と声をかけてきて、久しぶりに彼のことを思い出した矢先だった。
先ほど、彼のことを偲びつつ、過去の記録を紐解いた。思った以上に、いろいろな出来事を綴っていた。当時のインドにおける自動車事情についても、かなり詳細に亘って記録を残している。
ここに記録は残していないが、トヨタ工業技術学校の見学などは、非常に興味深いものだった。トヨタはじめインド自動車関連の方々には、歴史の片鱗を知る上で、興味深い内容かもしれない。
夫は、先ほど葬儀に出かけた。ヴィクラム・キルロスカ氏のご冥福を祈ります。🙏
◉MITの学長招いて月下の宴@キルロスカ邸(2007年11月)
◉トヨタ新工場誕生とインド小型車市場とインフラ&環境問題と。(2008年8月)
◉エネルギーと環境の展示会で、日本の技術を見る(2009年2月)
◉トヨタ工業技術学校卒業式/日印の狭間で。(2010年7月)
◉今月の西日本新聞:激変するインドは「社会貢献(CSR)」の話題(2010年8月)
◉トヨタ低価格小型車エティオスと、車を巡る雑感(2010年12月)
◉ 無常と効率の祖国/MITクラブ@キルロスカ邸(2011年6月)
◉マルチ・スズキで暴動。本当に、難しいインド。(2012年7月)
◉ MIT植物園巡り&ボストンと肉を語る夜。(2012年7月)
◉インターンでインド滞在中のMIT学生らと語る夜。(2013年6月)
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