マニプール州、ナガランド州、シッキム州など、北東インドから出稼ぎにくる若者。バンガロールでは美容業界やオリエンタル料理店で働く人が多い。
彼ら曰く、デリーなどに比べると差別も少なく働きやすいが、しかし、「チンキー」(中国人などモンゴロイドを指す蔑称)などと呼ばれることもある。
ある青年は、同郷の友人ら8人でアパートメントをシェアしているが、デリーなどでは家を貸してくれない家主もいる。
8000ルピーの月給の半分は故郷へ送り、実家の家計を支えている。出稼ぎの若者の大半が、仕送りをしているという。
一見、モダンで派手に見える彼らだが、生活は苦しいようだ。教育のありそうなインド人からですら、
「中国人? 日本人?」
と尋ねられることもあり、傷つくこともある。同じインド人でも、彼らがインド人であることを知らない人がいるのだ。