2003年9月から12月にかけての3カ月間。
ジョージタウン大学の英語集中コースに通った。
あのときに記したリサーチレポート。
アジアの頭脳流出について調べるうちに、
テーマは絞られ、転じて、
「インドの新経済」。
それがきっかけで、インドに住んでみたくなった。
この街で、限りなく行き詰まり、息詰まり、
先が見えなかったのも理由のひとつ。
あれからの紆余曲折。
あのときは、若かったのだな、と、
だからこそ、夫を巻き込み、波乱のなか、
インド移住などやってのけたのだと、
しみじみと、思う。
踏み出せる年齢、
無茶をしてもなんとかなるタイミング、
というものは必ずあると、
今回の旅では、痛感している。
この道を下って、ジョージタウン大学へと向かったものだ。
即ち、インドへと続く道、であった。
人の価値観、一筋縄ではいかないものだ。
こんなきれいな場所からなぜ?
なぜインドに?
説明してみたところで。
ただ言えるのは、
ずいぶん、好き勝手をしてきたものだということ。
もちろんそのための努力は、惜しまなかったけれど。
しみじみと、殊更に、7年ぶりのこの場所で。