My paternal grandfather passed away over 30 years ago.
My mother had kept the watch which belong to him.
Seiko Hi Beat. 36000. 18K.
He bought it around 1970.
According to my mother, he was really exited to get the watch at that time.
My father passed away about 10 years back.
The watch was lying in the small drawer for decades.
I found it, and wound it up.
I’ll change the strap.
I know the watch was too big for me, but I decided to use it.
東京で行うインドに関するセミナー。
その準備の最終調整のため、今日は終日、自宅で仕事。
タイミングよく、今日は曇天。
バンガロールの家ならば、
気分転換に庭を散歩したり、
ピアノを弾いたり、歌ったり、
片付けものをしたりできるところだが、ここは実家。
そうはいかぬ。
途中途中で休憩しつつ、と、母が取り出して来た祖父の形見。
30年ほど前に他界した父方の祖父が、生前に買っていた時計。
竜頭を巻けば、久しい眠りから目を覚まし、時を刻み始めた。
秒針は小刻みに、うれしそうに、文字盤を滑る。
耳を澄ませば、0.25秒おきに時を刻んでいる。
なんと精巧で健気な、精密機械だろう。
18金が施された渋みのある表情。
ほどよい重量感。
眺めているうちにも、愛着がわいてきた。
ベルトを取り替えて、使おうと思う。
もちろん女性の手には大きいけれど、それもまた、よし。
何色のベルトにしよう。
赤? オレンジ? むしろ黒?
そのままブラウン? ダークブルー?
素材はやはり、クロコダイルだろうか。
銀座辺りの時計店を、巡ってみようと思う。