誰彼構わず、色粉、色水、かけあって、狂ったように賑やかな祭り。
北インドでは、盛大に行われるこの祭りだが、
南インドのバンガロールは、すでに盛夏。
春の訪れもなにもないけれど、
それでも「地味」に、ホーリーを楽しむ人々もいる。
我が夫もデリー出身につき、どうしても「粉をまきたい」らしい。
春を祝うだけでなく、「豊饒を願う」とか「悪魔を追い払う」とか、
あれこれご利益もあるようなので、取り敢えずは、ハッピー・ホーリー!
ホーリーで使われるケミカルの色粉は、肌や目に悪いからと、ここ数年来、天然素材の色粉が奨励されている。この粉は、夫がFabIndiaで買って来たもの。オーガニック・インディアの商品。これならば、ひとまずは安心。
普段は「インド、いやだ」と常々言っている夫だが、しかしインド人。粉を手にするや、張り切って首筋やら手やらに粉を塗り付けてくる。日ごろの鬱憤を晴らしているのか?! とも思える執拗さ。どうにも、嫌がらせとしか思えないが、楽しいらしい。
朝、起きてすぐ、エクササイズの途中のわたしは、こんなこともあろうかと、古くなった黒いTシャツを着用しておいた。ボンベイ、すまぬ。
「わたしの写真を撮っても、どこにも載せないからね。眉毛、描いてないから」と言ったところ、夫が青い粉で描いてくれました。
これはネット流出禁止の域だと思われるが、「悪魔除け」の効果は抜群な気がするので、載せておく。なんか、こういう芸人が、日本にいるよね。
お見苦しい一枚。失礼いたしました。写真をクリックしても、拡大しません、させません。
Happy Holi!