好天に恵まれた土曜日。
寒くもなく、暑くもなく、ほどよい天気。
ホテルを拠点に、
アッパーウエストサイド、
セントラルパーク界隈で過ごした一日。
ランチは、このところ毎年訪れているスパニッシュのロンダ。
アンダルシアの「ロンダ」という街が、
とても好きなこともあり、
この店には多分、料理の味に対する評価以上に、
愛着を感じてしまう。
アンダルシアの旅には欠かせぬ街といえば、
セビーリャ、コルドバ、グラナダなどが有名だが、
ロンダはまた、その景観がすばらしく。
72丁目からセントラルパークを目指して東へ。
ダコタハウスの前を通り、
ストロベリーフィールドのあたりから、公園へ。
この時節、このあたりのチューリップがとてもかわいらしく、
今年もまた、いいタイミングで満開の時節。
桜は散り、
スイセンは終わりかけ、
しかし多くのチューリップは満開で、
八重桜も咲き誇っている。
巡る開花の機を慈しむ。
ただ、街をのんびりと歩く。
ということが難しいバンガロールでの暮らし。
ゆえに、旅先では、ひたすらに、歩く。
マンハッタンでは、ことさらに、歩く。
今日はスニーカーを履いていたにも関わらず、足が疲れてしまったほど。
何組ものカップルが、結婚式用の写真撮影をしていた。
フランス人のカップルが、湖畔で挙式を挙げていた。
お天気で、なによりです。
かつては、カーネギーホールの近く、あるいはミッドタウンのホテルに滞在していた。
去年、このリンカーンセンター向かいにあるホテルに泊まり、
かつての住まい近所ということもあり、
いかに行動しやすいかを実感した。
なにしろ、エンターテインメントを「気軽に楽しめる」環境がいい。
今日は、ジュリアード音楽院の学生による弦楽四重奏団。
相変わらず、中国、韓国、日本と、東アジアの生徒がたくさん。
小学生くらいの子供たちもいて、とても愛らしい。
が、演奏はもう、素人には「すばらしい!」としか言えぬほどの巧みさ。
個人的には、耳慣れた
ピエトロ・マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲が、
とてもよかった。
初めて聞いたアーネスト・ブラック(エルネスト・ブロッホ)のコンチェルトも。
今回は、バレエやオペラ、ミュージカル、一通り楽しもうと思っている。