「親バカ」ならぬ、「飼い主バカ」である。
NORAが「美猫」に見えてしまうから、困ったものだ。
相変わらず、野性味溢れる「悪〜い表情」が得意だが、
それでも、こちらを見る目が、まっすぐだ。
その目線に、信頼や親愛があるかといえば、
それはあまり感じられず、
今のところ、好奇心と挑戦的な思いが、見て取れる。
ともあれ、わたしの膝の上で、
すぐに逃げ出さずに、わたしを観察する余裕がでてきたというのは、
かなりの進歩である。
しかし、座り方に問題があるNORA。
うっかり足を踏み外して、
太ももの間からずるずると落ちていくの図。
こういうとき、やさしく助けてあげたりしないから、
嫌われるんだろうな。
ところでNORAの脱出シーンを、
ようやくカメラにおさめることができたので、
ここに公開したい。
塀と木の柵の間には、足場があるとはいえ、
片側は傾斜があり、片側は細すぎるから、
ジャンプするための構えができないと思っていた。
ところが、NORAは、賢かった。
最近ちょっと太ったので、
細い塀の上に立つのは難しいけど、
でも、今のところは大丈夫。
という感じで、わたしたちが見ているのに気づくと、
なぜか飛ぶのをやめてしまう。
わたしたちの気配に気づいていないときには、
軽々とジャンプして逃亡する。
自分のライフに強い影響を与えていないと判断しているのか、
母の前では、堂々と逃亡する。
わたしたちに脱走の状況を見られると、
そのルートを遮断されるのを恐れているかのように。
もはや、遮断しようと思えばできるのだけれど、
今のところ、放置である。
ところで以下、閲覧注意である。
センシティヴな方、ヴェジタリアンの方、ご覧にならないことをお勧めする。
【閲覧注意】
NORA、獲物を捕獲して遊ぶ、の図。
これぞ、ワイルドライフ。
食物連鎖の一現象ゆえ、
彼女をとめることは、できない。
このごろは、小さめのネズミをお仕留めになることが続いている。
お土産を持ち帰ったときには、
大声で鳴きながら帰宅を知らせる。
わたしたちが見ているとわかると、
くわえたまま庭を回ってアピール。
一通り回ったら……
NORA、もう十分ですよ!
という感じで、なにかと刺激の強い日常だ。
決して「平和」のひと言では片付けられない、
「ゾクゾク動物ランド」は、まだまだ続く……。