なんて静かなのだろう。
今日は、工事の槌音もなく、
街の喧噪も今日は、遠く、遠く、遠い。
鳥のさえずりさえも聞こえぬ、
風にそよぐ木の葉のざわめきが時折。
木漏れ日の揺らぎが、穏やかに視界を包む。
今日、10月2日は、
モハンダス・カラムチャンド・ガンディの誕生日。
ゆえに、国民の祝日である。
マハトマ・ガンディの、「マハトマ」とは、
名前ではない。
「偉大なる魂」という意味の、尊称だ。
1947年独立以降のインドには、
ガンディが全身全霊を賭してきた、
理念、理想の灯が、消えることなく、
静かに、しかし確かに、揺れている。
彼の理念が引き継がれているからこその、
この国の「よき面」としての有り様が、
折に触れて、滲み出てくる。
わたしとて、彼の偉業にさほど詳しいわけではないが、
それでも、まったく知らないのと、
数冊の本を読み、映画を観たりするのとでは、
まったく違う。
実はわたしがこの映画を観たのは、今年になってからのこと。
本を読むのもいいが、映画は非常に、速やかに、理解させてくれる。
というわけで、この映画、
特にインドにご縁のある方に、お勧めです。
ベン・キングスレー主演の映画「Gandhi」(1983年)
オンラインでも入手できます。
参考までにこちら(←Click!)をどうぞ。
ガンディに関しては、他の映画もありますので、お間違えのないように。
■歴史を知れば今が見える。独立、ガンディ、語る日曜。 (←Click!)