12月の到来に先んじて、昨日はバンガロール在住の外国人女性からなるクラブ、OWCが主催するクリスマスバザールに参加した。ミューズ・クリエイションとして参加するのは、今年で3度目だ。
2012年6月、ミューズ・クリエイションを結成して初めて参加したのが、このバザールだった。
初年は、試行錯誤の中、一つのテーブルを借りて販売。昨年は、他のバザールの経験も生かし、3つのテーブルで、布、紙製品、焼き菓子などを販売。ミューズ・クワイアはステージでパフォーマンスを披露した。
今年は諸事情ありテーブルが2つしか借りられなかったため、お菓子販売は行わなかったものの、紙、布チームは作品作りを着実に、ミューズ・クワイアもステージのために練習を重ね、準備をしていたのだった。
このバザールの楽しいところは、自分たちの商品を販売すること以外にも、他の店でお買い物をすることにある。掘り出し物もたくさんだ。
毎回、新しいメンバーが多数のミューズ・クリエイションにつき、今回サポートに参加したメンバー30名のうち、20名は初参加である。みなで店番を交代しつつ、買い物をしたり、ランチを取ったり、お茶を飲んだりと、普段は交流のあまりない他チームとのコミュニケーションも楽しみつつの、有意義な一日であった。
以下、昨日の光景を記録しておく。
唐突だが、おにぎりだ。こういうイヴェント時には、おにぎりが食べたくなる日本人のわたしと、インド人の夫。今回、日本帰国の際に調達した「竹の皮(5枚入り)」の包みを使ってみた。おにぎりに程よい湿気が保たれ、とてもいい感じで保存できた。試しに5枚入りを買っておいたのだった。
「洗えば何度か使えるので、捨てずに取っておいてね」と夫に頼んだのに捨てられていて、泣けた。
さて、ミューズ・クリエイションのテーブル。布製品、紙製品がぎっしりとディスプレイされている。毎回、バザールのたびに参考になるのは、「先人」たちの感想文。気づいた点をまとめておいたものが、次のバザールに生かされて、向上しているのである。すばらしい。
ミューズ・クリエイションのメンバーによる手づくりの作品の数々。
周囲を見回せば、魅力的な商品があれこれと。1周した程度では「目が泳いで」これといったものが見つけられず、何周か回ってみたり、人のお買い物を見て刺激されたりと、みなさん、たいへん。
ミューズ・クリエイションのチャリティバザールに出店してもらっている、顔なじみの人たちもあちこちで見られ、挨拶を交わし合う。NGOの店舗もいくつか見られた。
ステージでは、インターナショナルスクールの子どもたちによるパフォーマンスも披露された。
Oh! Happy day, 花は咲く、星に願いを、そしてミューズ・クリエイションの布&紙チームのすばらしい「さくら」によるリクエストで、Hail Holy Queenを熱唱。
「去年よりも、音響もよくて、お客さんも多くて、とてもよかったよ!」と、普段は厳しい採点の夫も褒めてくれた。夫はとてつもない音痴だが、人には厳しいのだ。
11時の開場から4時近くまでの短い時間ながら、ミューズ・クリエイションのヴェンダーも着実な売り上げ。
去年は3つのテーブルだったこともあり、去年の売り上げよりは少なかったものの、それでも、5万ルピー以上のセールスであった。
そもそもは素人の集まりであるミューズ・クリエイションである。無理のない程度に、売上額の大小に囚われることなく、各メンバーがそれぞれに、ストレスにならない程度で「有意義な経験」をしてもらうことが願いでもある。
ゆえに運営するものとしては、もちろんノルマもなく、緩めのスタンスでの活動をお願いしている次第であるが、そんな状況の中において、10万円以上もの売り上げを上げることができるのは、やはりすばらしいことと思う。
みなさん、お疲れさまでした!
解散後、残ったメンバーとともに近所のSMOKEHOUSE DELIで打ち上げ。ほろ酔いのメンバーと記念撮影だ。
SMOKEHOUSE DELIでは、「一人ランチ」が圧倒的に多いので、アントレしか注文したことがなかったが、チーズの盛り合わせやポテトのベーコン巻き、コロッケなどのアペタイザー類がおいしくてうれしかった。
さてさて、本日のお買い物。
ファンキーなサンダル。珍しくて思わず。夫からは「なに? それ」と呆れられ……。
ミューズ・クリエイション、チーム布の作品。わたし好みの柄が売れ残っていたので、しっかり購入。紙製品のオーナメントなどは、バザール後に購入し、クリスマスツリーに飾る予定だ。
夫は間違いなく、力士柄を買うだろうとの予想通り、たとえそれがガーリーな色合いでも、迷いなく購入。二つとも、夫の好みである。そして多分、わたしが使うことになるだろう。
夫はこのほか、妻の予想に違わず「ペットショップ」を見つけ、NORAのために音の出るネズミのおもちゃを購入。日本でも2つ購入していたからこれで3つめ。本当にもう、溺愛。
甥のナヤン君に柔らかなブランケット。男子柄は売り切れていた。男子が赤でも、ノープロブレムだろう。
かくなる次第で、無事、ミューズ・クリエイション、今年最後の一大イヴェント終了! 参加されたメンバーのみなさんが、とても楽しそうだったのが、本当によかった。
インド生活、いろいろあるけれど、インド生活に限らず、人生いろいろあるけれど、こうして、個人的な事柄を忘れ、みなで何かを形にして、身も心も動かして、アクティヴに楽しめることは、本当に大切なことである。
みなさん、改めてお疲れさまでした!