ハイダラバードは、「巨岩がごろごろしている」街だ。もともと、巨石というのか、巨岩というのか、石が多い土地である。
アルヴィンドが子供時代、転勤の多かった義父ロメイシュが数年間、この地に「半単身赴任」をしていたらしく、アルヴィンドもなんどか訪れたことがあったらしいが、当時とは面影がまったく異なるようだ。
かつては、ごろごろと岩が転がるばかりの殺風景な地に、いまやハイテクシティが誕生している。無論、まだ開拓されていない石だらけの土地もまだ随所に見られる。
いかにも開墾が難しそうな土地ではあるが、むしろ地盤が堅くて安全かもしれない、とも思う。
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