イヤリング(日本で言うところのピアス)くらいなら買ってもいいかな。と、装飾のないシンプルなものを見る。1つ、100ルピーとある。100ルピー? US$3もしないの? 300円もしないの? それって本当に、パールなの?
真珠に詳しくないわたしは、ここで学んで行くことにした。インドの、こういう店のいいところは、お客の質問にとことんつきあってくれること。まあ、最後に「買ってくれるに違いない」と彼らは期待してのことであろうが。
で、店の兄さんが取り出して来てくれたのが、この真珠貝。真珠がとれる貝にはいろいろあるようだが、詳しくは、ミキモト真珠島のサイトなどで学んでほしい。わたしも先刻、学んだ。
ところで、店の兄さんに教わった、真珠選びのポイント。
・サイズ(大きい方が高級)
・形(球体、楕円、半円などがあるが、きれいな球体が高級)
・色(透き通って、色合いが均一な物が高級)
が大切で、その他、傷の有無や色の深み、光沢なども大切だとか。
ともあれ、日本では御木本幸吉氏によって開発された養殖真珠の、ともかくは「まんまる」な球体が「真珠としてあるべき形」と捉えられているがゆえ、半円や楕円は、なんだか「まがいもの」に見えてしまう。
この貝に関していて言えば、一つの中に40ほどの真珠がとれるそうで、さまざまな形やサイズのものが混じっているのだそうだ。