https://museindia.typepad.jp > Singapore with Mother 2006
●母とシンガポール

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土曜だというのに、お客のほとんどいない、このモール。一つ一つのショップをゆっくりと、ウインドーショッピング。自然志向のフレグランスショップにて、時間をかけてお気に入りの香りを探す。

思えば今まで、ゆっくりと、自分に似合う香りを探すことはほとんどなかった。今日は、店の人に自分の好みの香りを伝え、あれこれと試させてもらい、ときにコーヒー豆の香りをかいで「お口直し」ならぬ「お鼻直し」をしつつ、ついには「これだ!」という香りに出あえた。その1本を、母がプレゼントしてくれた。

Annick GoutalのLe Chevrefeuilleというオードトワレ。花のような、グリーンティーのような、柑橘のような、爽やかでいてエレガントな香り。今まで出会ったどんな香りよりも気に入っている。本当にうれしい。

思えば、日本時代、初めて気に入った香水は、ここシンガポールに取材に来たとき、店の人にサンプルとしてもらったルチアーノソプラニの香水だった。なかなか手に入らず、唯一、渋谷の西武デパートにだけ売っていて、数年間愛用していたけれど、いつしか「廃盤」となってしまった。

つい先日、機内販売でルチアーノソプラニの香水を発見。ボトルは違っているものの、中身は同じだろうと信じて買ったが、違う香りでとても残念な思いをした。

ともかくは、この香りを手にできて、うれしい。

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