ここ数日、日本から視察旅行のためムンバイに訪れていたクライアントをアテンドしていました。
視察旅行の目的にもよりますが、目的から若干それたとしても、時間に余裕があるときには必ずお連れしている「坂田おすすめのスポット」というのが、いくつかあります。
その中のひとつが、GOOD EARTH。インドの伝統的なプロダクツに、洗練というスパイスをふりかけて、おしゃれにアレンジした高品質の食器やインテリア雑貨、トイレタリーグッズやリネン類、家具などが揃っています。
1996年、ムンバイに誕生したこのライフスタイルショップ。ムンバイとデリーそれぞれに3店舗、バンガロール、チェンナイ、そしてシンガポールに1店舗ずつオープンしています。
中でもわたしのお気に入りは、ムンバイのロウアー・パレル地区にある上の写真の店。2階建ての広大なロフトを改築して作られた店舗で、天井が高く、空間が心地よく、商品をじっくりと吟味しながらの買い物に好適なインテリアです。
インド雑貨。
という言葉からイメージされるのは、安っぽい木綿の衣類だとか、怪しげな置物、妙な匂いが染み付いた雑貨などではないでしょうか。
確かにそのような品々を売るツーリスト向けの土産物店は存在しますが、それがすべてではありません。というか、それは一部の世界です。
インドの「すぐれたモノ」に出合える店はたくさんありますが、この店は買い物もしやすく、自分のためにも、またギフトやお土産探しにも便利なことから、ゲストをお連れしています。
ロウアーパレル店の2階には、THE TASTING ROOMというレストランがあり、イタリアンを中心としたコンチネンタル料理が楽しめます。食事の前に出されるパンもなかなかに美味。この赤いジュースはスイカ・ジュースです。
わたしたち夫婦はこの店のフィレ肉のステーキがお気に入り。牛を神様と崇めるヒンドゥー教徒の国では牛肉は食べられないと思われていますが、牛肉を出す店もあるのです。
コルカタ出身のシェフが手作りしたマスタードソースが、ステーキの味を引き立てます。コルカタには、マスタードを使った料理が多いということは、以前も記した通りです。
ちなみにわたしのインド家族は、一応ヒンドゥー教徒ですが、牛肉ウェルカムです。夫は牛肉だけでなく、納豆を除く日本料理全般大好きで、食に関する好みはわたしととても似ているため、何かと助かります。
米国在住時代、義理の家族がインドから遊びに来た際、一緒に旅行をする機会が何度かあったのですが、彼らはなにかと、ステーキを注文します。
「インドじゃ、こういうステーキはなかなか食べられないからね!」
と、スリムなのに旺盛な食欲を発揮する彼ら。ヴァリエーションを豊かにするため、コリアタウンの韓国風焼き肉にも挑戦してもらったことがありました。
そんな話はさておき、GOOD EARTH。環境にも肌にもやさしいオーガニック・コットンのリネン類や、自然派洗濯洗剤など、魅力的な商品がさまざまにあります。
インドにしては、確かに高価な商品が多いのですが、欲しいと思うものを少しずつ買いそろえていくのは、楽しいものです。品質がしっかりしているので、買って後悔したということは、今のところありません。
ちなみに以前ご紹介した、わが愛用のローズウォーターも、GOOD EARTHの商品です。今後も少しずつ、わたしのお気に入りプロダクツを紹介していきますね。
これらのマグカップは、毎朝、コーヒーを飲むときに使っているもの。一日の始まりに、コーヒーの芳しい香りに包まれたキッチンで、その日の気分に合ったマグカップを選ぶのは、ささやかながらも愉しい時間です。