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去年の君は、 困惑と苦悩のただなかだったので、 なにも、しなかったし、 したくもなかった。 今年の君は、目覚めるや否や、 こっそりと、使用人に色の粉を買いにいかせた。 そしてバルコニーへ、妻を呼び出し、 「ハッピー・ホーリー!」 と、満面の笑顔で、色の粉をちりばめた。 インドで、二度目の春が来た。