かつて、インドの卵は、黄身が白っぽく。
オムレツも卵焼きも、あまりおいしそうには見えなかった。
尤も黄身の色は、鶏の餌の色に左右される。
このごろは、黄身の色がしっかりした卵も出回り始め、
日常ではSUGUNAの卵を使っている。
1パック6個入りで、30〜40ルピー。
昨日、新しい卵を見つけた。
北インドはハリアナ州から遠路遥々、
オーガニックのヘルシー卵。
1パック6個入りで、60ルピー。90円程度か。
高級感漂うパッケージ。
こんな上質紙で巻かなくてもいいのに、と思えるほど。
移住当初は、鶏の糞にまみれたバラ売り卵を、
ビニール袋に詰めて買っていた。
あのころが、まるで遠い昔のことのよう。
割ってびっくり。
黄身が黄色を超えてオレンジ色。
これじゃまるで、昨今の日本の卵。
わたしの目には、むしろ、気味が悪い。
餌にターメリックでも大量に混ぜたのだろうか?
とはいえ、カスタードクリームは色よくでき上がった。
卵そのものの味を確かめるために、今度はゆで卵にしてみよう。