かような次第で、ホテル内のインド料理店へと赴いたのだった。
ご注文は、迷うことなくビリヤーニ (Biryani)。お待ちかねのマトン・ビリヤーニは、陶器の窯でやって来た。鍋と蓋は、水を加えた小麦粉を練って作ったものを「糊」がわりに、ぴっちりと密封されている。
蓋を開ければ湯気が立ち、いかにもおいしそうだ。米は細長い長粒米。ビリヤーニに好適な高級米、バスマティ (Basmati)だ。
ところでビリヤーニは、そもそもムスリム(イスラム教徒)の料理。ハイダラバードはムスリムが非常に多い街であることから、このビリヤーニが名物であることにも納得がいく。
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