インド庶民に道を尋ねて困るのは、「どれくらいの距離か」ということを、ユニバーサルな基準では語ってくれないところ。
すぐ、とか、もうちょっと、とか、非常に主観的で抽象的な表現で以て距離を表現される。
ものの数分歩けば到着するかと思いきや、途中途中で人に紙切れを見せて尋ねるも、 「あっち」 「あっち」 と、ただ進行方向を指差されるばかり。
これが蒸し暑いムンバイだったりした日には、あきらめて引き返すところだが、まあ、途中の光景も興味深いし、歩く。
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