本日10月20日は母の72回目の誕生日。今年、母は年女でもあります。
「インドで、生まれ変わる」
と宣言していた母。アーユルヴェーダの治療あり、救急車搬送入院騒ぎあり、健康的に減量生活ありと、確かに少々、生まれ変わったような気分を味わっているのではないでしょうか。
さて、今日は夫と3人でお誕生日パーティを。こじゃれた店が少ないバンガロール。選択肢が非常に少ないながらも、どの店を選ぶかは、それなりに迷います。
今日は、スパニッシュ系欧州料理が楽しめるCAPERBERRYを選びました。夫が明朝5時起床で出張ということもあり、インドではあり得ないほど早い開店早々7時に店を予約。
7時半になってようやく頼んだ飲み物がテーブルに届きました。まるで貸し切り状態の店内で、乾杯!
ノンヴェジタリアン向けのタパス(インドのレストランのメニューには、必ず「ヴェジ」「ノンヴェジ」の別があるのです)、各種野菜のグリル、そしてシーフードパエーリャを注文。
いずれも、想像以上に美味でした! わたしは特に、シーフードパエーリャが気に入りました。これは多分、カタルーニャ地方風。バルセロナで食べたパエーリャを思わせます。
20数年前。わたしにとって初めての「欧州取材」が、スペインでした。バルセロナオリンピックの開催前で、街の随所で工事が進んでいました。
当時のわたしはといえば、旅行ガイドブックの駆け出し編集者として、ずいぶん過酷にドタバタとした日々を送っていたものです。
しかしながら、取材で訪れる初めての土地で、初めて口にする料理には、いつも感嘆させられ、今でもその瞬間の感激が、蘇ります。
バルセロナも、本当においしい料理であふれていました。料理だけではなく、芸術も、建築物も、ファッションも、何もかもが濃厚で魅力的で……。
あのあとも、何度かバルセロナを訪れ、そのたびにサグラダ・ファミリア(聖家族教会)を「階段で」てっぺんまでのぼり、吹きすさぶ風を受けながら、市街を見下ろし……。
同行した人は、毎回異なりますが、最後の同行者は現在の夫です。などということは、誰も聞いちゃいませんね。
とまた、話が長くなってしまいそうです。
CAPERBERYY。ランチタイムしか訪れたことがなかったのですが、今度からもう少し頻繁に利用しようね、などと話しつつ……。
ところで、本日は2010年の10月20日。インドは欧州同様、日にちを月の前に表記しますので、
20.10.2010となります。さらに午後8時10分は20:10ということで、201020102010。
なにげなく、縁起がいい感じで記念撮影です。
他のゲストが少しずつ、訪れ始めたころ、わたしたちはデザートのお誕生日ケーキもいただき、店を離れました。いい夜でした。
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