ケララ料理のレストランEnte Keralam。アーユルヴェーダの発祥の地でもある、南インドのケララ州。ここバンガロールのあるカルナタカ州のお隣、インド南西端の州です。
このお店があった場所は、一度だけ訪れたスペインのタパス料理の店、Zaraがありました。なかなかにいいお店だったのに、人気がなかったのでしょうか。
店内の雰囲気は以前とはがらりと変わり、ケララを彷彿とさせるインテリアと調度品が施されています。
ところでこの店。チェンナイ拠点のフードチェーンであるORIENTAL CUISINESの一店舗です。
以前入っていたZaraも同系列店。チェンナイには店舗があるようです。
この店はシーフードがお勧めのようですが、ランチタイムに供されるヴェジタリアン・ミールス(定食)しか食べたことがないので、今日はミールスのみ、ご紹介します。
南インドの定食であるミールスに限らず、北インドの定食であるターリーにも添えられるのが、バターミルク。スパイスが入ったものが一般的な、お腹にいいドリンクです。
ミールスの特徴であるバナナの葉を皿にしたプレゼンテーション。盛りつけはあくまでも上品に、洗練された印象を受けます。
ココナツやココナツミルクを多用した、しかし辛み控えめでマイルドな料理が少しずつ供されます。2度しか訪れていませんが、惣菜の種類は2回とも少々異なりました。
惣菜のほか、丸くてぷっくりとした形状のケララ米、それからさらりとしたカレーが添えられます。
魚料理も頼みたいところですが、これだけで十分にヴォリュームたっぷりです。
これは、米の粉を発酵させたものをふんわりと焼いた、「アッパム」と呼ばれる主食。2度目に訪れた時、どうしても食べたくて別途注文しました。
デザートもつきます。米とミルク、豆とミルクを甘く煮込んだもの。日本でいう「汁粉」的なスウィーツです。
最後はスパイス入りのハーブティーが出されました。甘酸っぱくさっぱりとした口当たりで、とても美味。
雰囲気のよい店で、ヴェジタリアンとはいえヴォリュームもたっぷりな美味なるランチ。これで一人300円ちょっとですから、高級ホテルのレストランなどに比べると、とてもリーズナブルです。
今度はディナータイムにでも、シーフード料理を味わいに訪れたいと思います。
ところでこの装飾品。ケララで行われる象のお祭りの際、象の鼻に飾られるものだそうです。
詳しくはこちらのウィキペディアの記事をご覧ください。
バンガロールにお住まいの方、あるいは訪問予定のある方、どうぞお試しあれ。
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