毎年この時期は、ことのほか、時間の流れが早く感じる。それでも今年は、一まで以上に、一日一日、実りを意識できる。
1日1ページのジャーナルに変え、日々、その日に起こった出来事や所感を、ブログとは異なるプライヴェートな視点で、比較的に丁寧に書き始めたのも、その理由かもしれない。
特段、目新しいことのなかった一日でさえ、丁寧に振り返れば、なにかしらの「よさ」が転がっている。
司会をしている写真がないと記したところ、友人たちが数枚、提供してくれた。上の写真は、日本人女性のみなさんがボリウッドダンスをし終えたところ。
この写真を見て、何が驚いたかって、自分の後ろ姿。
こんなに露出度が高かったとは! 4年前に購入したこのサリー。着用頻度が高かったにも関わらず、全然気づかなかった。
これで母校、香椎高校の生徒たちの前で、講演したんだよなあ。ちょっと夜モード過ぎたなあ。
と3年前のことを今更、反省。もっと肌を隠すブラウスを作るべしだ。
体調はまだ万全ではなかったこともあり、家で料理をして、静かな夜を過ごした。
月曜日はインドの祝日であったので、夫と二人、アーユルヴェーダの診療所へマッサージへ。
やはり、アーユルヴェーダのマッサージとは、身体を大いに癒してくれる。
抗生物質を飲みきらなければいけないので、アルコール摂取ができなかった日々。
しかし、熱を出し切った後、クリーンな食生活を送ったこともあり、身体はすっきりとしている。
火曜日はFM熊本の『グローバル・ビート@モーニンググローリー』、そして水曜日の今朝は『アジアの街角@RKB中西一清のスタミナラジオ』の、ラジオの収録。
どちらにも、ジャパン・ハッバのことを話した。手抜きではない。同じ話題でも、DJの方の反応により、異なる方向に、話が進むのである。
ちなみに放送されるのは、熊本と福岡。リスナーは被らない。
原稿は低所得者層の暮らしぶりに関することを記したのだが、メールの追伸に、ジャパン・ハッバのことを触れた。
と、お返事に
「坂田さんは司会もされるんですね。」
とあるのを読んで、ふと、我に返った。わたし、これまでに司会をしたこと、あったっけ?
確かにわたしは、イヴェントごとには慣れている方だ。が、今までは大抵「裏方メイン」であった。
大学時代には、「大学祭実行委員長」をつとめ、ろくに勉強もせず、半年近く、祭り実施のため東奔西走していた。
が、司会というものをきちんとやったことはない。
そういう意味で、今回はあれこれと反省点があった。
まず、パフォーマンスを終えた人への質問。
そもそも、質問をする時間があまりないだろうとのことで、事前に考えておかなかったのが問題だった。
それに加え、出演者はみな、終わった後は頭がいっぱいで、いきなりマイクを向けられても答えられないのだということに、きちんと思いをはせていなかった。
空手を披露してくれた子供に、
「空手はいつはじめましたか?」
と尋ねた時、
「わかんな〜い!」
と答えられた時には、
(おいおい、わからんのかい!)と心中で突っ込みをいれたが、まさかマイクを通して心中を吐露するわけにはいかず。
適当に茶を濁しておいたのだった。
が、あとから思ったのだ。
最初に「あなたは何年生ですか?」と聞いて「何年生の時に空手を始めましたか?」と尋ねれば、速やかに答えられたのではないかと。
プロの司会者は、視聴者が気づかない些細なところで、質問のテクニックなどを身につけているのだろうな、などと、一人であれこれ、反省したのだった。
仕事の取材で、人をインタヴューするのは確かに慣れているが、状況が異なると、人はとっさに的確な判断を出せないものである。
だからこそ、何ごともきちんと準備をして、訓練をする必要がある。
この経験を通しても、勉強させられること少なくなく、有意義であった。
ということを、自分なりに意識して、一人で地道に活動をしている今年のわたしである。今回、司会をお引き受けしたのも、その流れからである。
しかし、基盤となるはずのホームページもまだ完成しておらず、全体に中途半端だ。
それでも、時折、このブログがきっかけで、単身赴任ではなく家族そろっての駐在を決意した、というようなメールをいただくことが増え、それだけでもかなりうれしい。
このブログに日々を記していることが、無駄にはなっていないということを、言葉にして伝えてもらえると、手応えを感じるというものだ。
とはいえ、後に「インドに来るんじゃなかった」と言われても、そら、責任は持てんけど。
これは夕べの写真。所用でバンガロールに一時帰国、いや一時滞在中のU-KO隊員が、おニュー(という言い方が古い)のアンドロイドで激写してくれた一枚。
主には彼女、他の友人のお宅に滞在しているのだが、昨日は我が家に1泊、お招きしたのだった。
インド家庭料理でおもてなししたところ、アルヴィンドが開口一番、
「わ、久しぶりにインド料理!」
「うれしいなあ!」
普段、うまいものにありつけてないかの如き発言をする夫に、大人げない妻がいちいち反応しているの図である。
我々夫婦の普段の会話は、著しく次元が低いことから、これ以上は公にすまい。
まあ、ゲストがU-KO隊員だけだったということもあり、夫妻は気を許して、果てしなく低次元世界をさまようのである。
自宅の庭で、平和に小鳥のさえずりを聞きつつ、果実やヤクルトなどで軽く朝食をすませた後、ブランチ的にドサ&ワダなどを食しに赴いたのだった。
今、なぜ敢えてヤクルトに言及したか。それには理由がある。
確かにヤクルト王子は友人だが、だからといって、ヤクルトがすばらしいなどと、誇張表現をするつもりは、これまでなかった。
確かにヤクルトはおいしいし、健康によさげだが、では実際どういいのか。身を以て感じたことがなかったのだ。
ところが、今回、抗生物質を飲み続けた我が身に、ヤクルトはかなりの効果を発揮してくれた。抗生物質の副作用の一つに、腸内細菌のバランスが崩れる、というものがあるらしい。
実はわたしも、腸の具合が、おかしかった。ネットで調べたところ、乳酸菌をとるべし、とあったので、ヤクルトを飲んだところ……たちまち効果を発揮してくれたのだ。
普段は健康体ゆえ、飲んでも効果を実感できなかったが、弱っている時にこそ、効果はでるものなのね、と実感した次第。
それにしても、わたしはなぜ、毎度、朝っぱらからこんなにテカテカしているのだ? これはヤクルトのせいではないので、念のため。
ドサとは概ね、油ギッシュなものである。が、この店のは、前回の、スリランカ旅の余韻をぶっ飛ばした超絶油漬けドサに比して、軽い。小ぶりで旨い! が本日のヒットは、これである。
これはもう、揚げたてに限るね! とうなりつつ食らう旨さである。以前は冷めた物を出されたので期待していなかったが、今日は「揚げたて?」と確認した上で注文したせいか、握るのさえ熱いほどである。
久しぶりのワダ(といっても、昨年末以来だけど)に感極まりながら食すU-KO隊員。右上の、違う種類のワダ(名前忘れた)もおいしかった。
惜しむらくは、ココナツチャトゥネがやや淡白すぎること。もっと汁気が少なく、コクがある方がいいよねと、二人の意見は一致をみたのだった。
ところで、この店の狙い目は、午前中とみた。今までは午後しか来たことがなかったが、午前のほうが、なんだかこう、爽やかな空気が漂っている。
食後のサウスインディアンコーヒーも旨くて(砂糖なしも作ってくれる)、のんびり2杯も飲んでしまった。
実は、明日がローカルフード探検なのだが、今日はその前哨戦であった。
この店、ご興味のある方、下記のページに詳細を載せてます。
■バンガロールのローカル庶民派食堂:未完成サイト (←Click!)