エコロジカルだとかオーガニックだとかを、声高に語るつもりはない。
しかし、ちょっとした心がけで、心身のコンディションがよくなったり、自分の生活環境が、「自然に反発せず、どちらかといえば溶け込む」ものであれば、それにこしたことはない。
というわけで、米国在住時よりも増して、インドでは自然志向の暮らしをしていることは、これまでも幾度となく記してきた。
たとえば、過去のブログのカテゴリー。「■エコ&オーガニック」の項をクリックしていただくと、関連記事が出て来る。
今日は毎週土曜日のアーユルヴェーダのマッサージのあと、ランチをすませて、夫と二人で、環境保護関連のNGOが主催するmalnad melaへ立ち寄った。
天然素材の食器用の洗剤をちょうど切らしていたので、それを購入するつもりで訪れた。と、昨年10月に別のイヴェントで購入して気に入っていたクリームを見つけた。
上の写真がそれである。コカム(Kokam)と呼ばれる植物のバター。これが万能薬とでも呼びたくなる、アーユルヴェーダでも推奨されている植物なのだ。
肌荒れ、擦り傷、虫さされ……様々な肌のトラブルに対応する。疲れて目の下にクマができているときでも、ナチュラルだから目の際に塗ってもノープロブレム。
虫除け、日焼け止め、一般の3種類をまとめて多めに購入した。お値段はといえば、小さい容器入りが1つ50ルピー。80円程度。申し訳ないくらいのお安さだ。
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右上が洗剤。食器洗いだけでなく、洗濯にも洗髪にも使えるソープナッツの粉末だ。泡立ちは悪いが、しかし汚れ落ちがよすぎる合成洗剤よりもはるかに安心。
右上は、毎度おなじみ、我が家でも愛用しているコンポスト。
1年前に購入して気に入ったハチミツ状に溶けたジャガリを、今年も。それからコカムのネクターやパイナップルジンジャージャムなど、目新しいものも買ってみた。
毎度「地味」な催しで、来訪者も物静かな印象の人たちが多い。週末の2日間のみ開催のこのイヴェントへ敢えて来る人というのは、非常に少数派。
ベンダーの人たちも、他のオーガニックやエコ系のイヴェントで見かけることが少なくない。
すでに顔なじみの人もいて、挨拶を交わす。
夫はといえば、とある団体が主催しているエコ・キャンピングに興味を示している。
ベッドやら枕のコンディションにうるさい夫が、キャンプなどしたがるはずもなかろう、と思うのだが……。
「ミホ、今度、行ってみる?」
と、少々乗り気の様子。
夫がノープロブレムなら、妻としては体験してみたい。
実現した暁には、またレポートしようと思う。
帰り際、ブースの一隅で、Brahmiの文字が目に飛び込んできた。これは、スリランカで気に入った、あのゴツゴラでは?!
しかしこれは葉が粉末になった「健康食品」のようなもので、わたしの望む新鮮な葉ではない。
そのあたりにいる人に、インドでは栽培されていないのかと尋ねたのだが、誰も知らなかった。料理好きの義姉スジャータも知らなかった。
お隣スリランカではあんなに日常的な草、というか野菜なのに。
というわけで、今日は食料品の買い出し時、多分スリランカのBrahmiに相当するところのフェヌグリークの葉を買った。
フェヌグリークの葉とジャガイモでヘルシーな一品を作るのだ。
このごろは、ぐんぐんとのびる樹木のお陰か、一時は減っていた野鳥の来訪だったが、また増え始めた。
朝な夕なに、さまざまな鳥たちが、木の実をついばみにやってくる。わたしのカメラではズームも浅く、鳥たちの素早い動きも捉えられず、お見せできないのが残念だ。