土曜の朝、目覚めて、庭に出て、驚いた。庭一面に、ブーゲンビリアの花が舞い落ちている。少しも気づかなかったが、朝方、雨が降ったらしい。
大地が乾き、井戸水が枯渇しがちな、真夏のこの時期。たとえわずかでも、雨が降ったとわかれば、有り難く。瑞々しい花を拾い集める、朝のひととき。
ここしばらく暑い日が続いていたが、この数日は、少し落ち着いて過ごしやすい。朝晩の、肌に心地よい高原の風が、ありがたい。
上の写真は、先週の月曜日の一枚。4日間断っていたコーヒーを、飲んだ時の幸せな一枚。
あれは多分、レストランで食べたエビが原因であった。お腹を下し、丸4日間、不調であった。
嘔吐などはなかったゆえ、食中毒とまではいかない軽症であったが、それでも身体がだるく、何をするにも集中力が持続しなかった。
「老化すると、このけだるさが恒常化するのかしら……」
などと考えつつ、自分の身体をメンテナンスすることの大切さを思う。
ウォーキング、ヨガなど適度なエクササイズ。健康的な食生活。意識はしているが、それが5年後、10年後の自分に影響するのだろうということを、おぼろげながらも感じた不調の日々であった。
結局、薬を飲むことなく、5日目には霧が晴れたように快癒。ともあれ、この時期のバンガロール。水、外食先のサラダやフルーツなどの生もの、そして魚介類にはご注意を。
それからマッシュルームも避けた方がよい。特にサラダなどに入った生のマッシュルームは要注意だ。
■夫婦揃って久々健康診断@コロンビア・エイジア・ホスピタル
本来ならば毎年受けるべきなのだろうが、わたしは約1年半ぶり、夫は3年ぶりの健康診断。
このごろは毎年アーユルヴェーダグラムで年末を過ごしているし、普段からも身体の不調には気を配っているし、夫の高脂血症を除けば、特段の問題はない。
とはいえ、念のために、血液検査やX線検査などは、受けておいた方がよい。というわけで、コロンビア・エイジア・ホスピタルへ。
朝8時半に到着したにも関わらず、診察の手続きで手間取り、最初の血液&尿検査をしてもらうまでに1時間もかかってしまった。これが終わらないことには、朝食が食べられない。
お腹が空くとたちまち不機嫌な我々夫婦。
「これだからインドの病院は!」
「メディカルツーリズムが聞いてあきれるわ」
などと、ぶつぶつ悪態をつく。苦行である。
朝食にありつけたら、途端に平常心を取り戻す我々。本当に、いくつになっても、人間ができない。自覚はしているのだが……。
朝食を終えたら、わたしはマンモグラムやウルトラサウンドなどで婦人科系の検査も受けつつ、各種検査。
病棟内をあちこち移動しつつも、それなりに速やかに、検査終了。
ところでこのポスター。女児だからという理由での中絶禁止を訴えている。インドでは、未だに男児を望む家庭が多いことから、女児が掻爬されぬよう、病院側は子供の性別を言ってはならないことになっている。
なってはいるが、知ることが全く出来ない、というわけでもなく。
以下、過去の関連記事のリンクをはりつけておく。
■健康診断体験レポート。メディカルツーリズムに納得す。 (2006/11/03)
■母を伴い健康診断@総合病院 (2010/09/04)
■健康診断の検査結果とアーユルヴェーダ再開 (2010/09/08)
■インド持参金事情/ 嫁を焼殺/ 金なら100倍払う/ 逃げるなら米国大使館 (2006/05/14)
■久々に、義姉スジャータたちを招いての夕餉
土曜の夜。同じ街に住んでいながら、このごろは入れ違いが多かった義姉夫婦とわたしたち。久しぶりに我が家へ招く。気がつけば、今年に入って初めてのこと。
夕飯、そしてスウィーツも準備。この夜はまた、「妻が不在の日本男児」な友人も招いての、楽しい宴。
今日のタルトは小さい型に焼き、カスタードクリームや生クリーム、各種フルーツをセルフトッピング。こういう食べ方もまた、楽しくて好きなのだ。
左上、わたしのタルト。右上、「不器用ですから」な、マイハニーのタルト。イチゴの上の生クリームが雪のようで、ちょっとかわいい。
わたしは1つ、わたし以外は1個半ずつを食べて、みな満足。夕飯もほとんど残さず食べてもらえて、それもうれしかった。
今日の午後、残りの2つを夫と分け合って、食べよう。9つ。ちょうどいい数だった。
■ジュエリーの展示即売会@友人宅
ムンバイでも、ここバンガロールでも、あちこちで開催されているシルヴァージュエリーの展示会。宝石の宝庫でもあるインドでは、自ら工房を抱えたジュエリーデザイナーが少なくない。
欧米に拠点を持つNRI(印僑)の女性たちは、主に欧米へ輸出し販売。その傍ら、こうしてブティックや個人宅で販売会を行うケースもある。
石の調達先であるジャイプールへ、しばしば訪れているという彼女。彼女もまた米国帰りのNRIで、共通の知人などもあって、話が弾む。