↑インドの野良犬とは思えない、こざっぱりとした犬@ラルバーグ植物園。
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おもえば葉月。すなわち8月である。
6日 広島原爆記念日。
9日 長崎原爆記念日。そしてアルヴィンドの誕生日。
15日 日本の終戦記念日。そしてインドの独立記念日。
31日 わたしの誕生日。
わたしの人生において、夏は、濃い印象を伴う。特に8月は、自分の生まれた月であるせいか、精神的な転機を迎えることもしばしばであった。
人生を左右する出会いもまた、夏であることが多かった。大切な季節である。もっともバンガロールの今の時節は快適で、さほど暑さを感じない。
唯一、母と電話で話す時に、その暑さが電話回線を通して伝わってくるだけである。
さて、今年はといえば、ご存知の通り、庭の大改装工事中。それが終わるか終わらぬかの来週は、義父母の訪問。同時に、友人の来訪。クライアントの来訪。新しい仕事。継続の仕事。
庭の工事が終わったら、外壁の塗装、屋内の不具合の調整も一気にやってしまおうと思っている。なにしろここに暮らして5年。ちょうどいい節目である。
かくなる次第で、さまざまが渦巻いているが、それらはいずれも、楽しみなことでもある。
考えねばならないことが多い時ほど、寝る前に、コンピュータの電源を落とし、ジャーナル(スケジュールノート)に向き合う時間が大切だ。
簡単な日記。そして、予定の調整。空欄に、やるべきことをリストアップし、反芻する。終了した過去はチェックボックスに記しをつける。
と、脳内が整理され「実は大したことなかったな」ということになる。そもそも、このごろは、時間に余裕のある人生。ありがたいことである。
週に一度のサロン・ド・ミューズ。今までになかったことを週に一度、4時間ほど加えても、それは特に時間を制約させるものではなく、むしろ活性化させる。
昨日もまた、楽しかったのだ。
先月は夏休み中でメンバーが2、3人と地味だった「チーム歌」。今日は日本から戻られた方も参加して、5人。
キーボードにカラオケセットと、歌うための準備も万端。キーボードの伴奏がすばらしく、ついつい熱唱しすぎて、少々喉が痛かった夕べ。
「チーム紙」。みなさん、おしゃべりをしつつも黙々と、手を動かしつつ、ユニット折り紙に精を出し……。在庫がたくさんの折り紙、千代紙が、いい感じで形になっているところ。
普段はお子様がいるからと、ご自宅で作業をしてくださっていた方が、今日は作品や寄付の品をお持ちくださった。
現在、サロン・ド・ミューズは、お子様連れの方はご遠慮いただいているのだが、現在増築中のスペースがオープンすれば、金曜の午後はプレイルームとして開放する予定。
もちろん、庭でも遊んでいただけるので、お子様連れもウェルカムとなる。
ところで、お母さんと一緒に寄付の品を届けてくれた少年二人。とてもお行儀がよく、はきはきとして、かわいいので、ついつい歓待。
左上の写真。自分たちのために持って来ていたお菓子を、わたしたちに振る舞ってくれているの図。かわいすぎる……。
遠慮しつつもハッピーターン、いただきました。ありがとう。
少年たちには魚釣りをやってもらった。これが、非常にいい感じ! 棹の具合といい、魚の大きさといい、釣れ具合といい、ワンダフルである。
二人とも、楽しんでくれた様子。よかったよかった。子どものことは、やっぱり子どもにやってもらわなきゃね。
ハッピーターンのお礼に、焼いたばかりのチェッカークッキーを持って帰ってもらった。ちなみに左上の写真は「杏仁豆腐」。なんだか具だくさん。
実は昨日、とてもうれしかったのは、わたしの作った例の簡単ポーチがたくさん売れたこと♥
ひとつ100ルピー。小さいのは50ルピーと、単価は安いのだけれど、参加者(約10名)のみなさんが、少しずつ買ってくれたお陰で、約3000ルピーの売り上げ。
3000ルピーすなわち5000円程度でも、ミューズ・クリエイションの活動資金となり、寄付金ともなるわけで、ありがたい。
使われることなく在った端切れが、ちょっとした手間でお金にかわることがうれしい。
ひも付きの携帯電話ケースと、シンプルなペンケースが人気だったので、追加注文を受けた。そして今日は、昨日いただいた新しい端切れを使って、いろいろ作ってみた。
新しい端切れを使うと、新しい気分で創れるのが楽しい。今回うれしかったのは、ドラえもんの布!
無駄にしたくないので、別のシンプルな端切れと組み合わせて、つぎはぎにしつつ巾着作成。ドラえもんはインドでも人気のアニメ。
これはインドの子どもたちにも喜ばれるに違いない。これは100ルピーではなく、せめて200ルピーで販売しよう。
などと、ちまちま考えながら創るも愉し。
さてさて、そろそろコンピュータの電源を落とし、心鎮めて、ジャーナルに向き合う時刻。おやすみなさい。