[Kingham to London] 名残惜しくコッツウォルズ。ロンドンに戻り、帰路に就く。
Our annual long journey is almost over. Overall this trip was blessed with weather.
キンガムを発つ朝、肌寒く曇天。昨日と一昨日が快晴だったのは、本当に幸運だった。昼過ぎの列車に乗ってロンドンへ。先日と同じホテルに再びチェックインし、近所の「典型的なイギリス料理を楽しめる」というレストランで遅いランチ兼早めのディナー。
コッツウォルズでは「洗練されたモダンな英国料理」を堪能したが、ここに来て、フィッシュ&チップスやブリティッシュ・パイ(ビーフをアイリッシュビールなどで煮た料理)を注文。それぞれ前菜とメインを一皿ずつ頼んだら、たいへんなヴォリュームに!! 英国料理の本領発揮というところか。さすがに食べ尽くせず。
食後は、閉館間際のヴィクトリア・アルバートミュージアムに立ち寄ったり、毎度おなじみのハロッズ(ロンドンの有名なデパートメントストア)を巡ったり。ここでは1階の食料品売り場と、2階のブックストアやステイショナリー、ハロッズのオリジナルグッズが販売されているフロアが楽しい。
なかなか日が暮れない中、サウス・ケンジントン界隈を散策しつつ、ホテルに戻る。
最後の荷造り(もちろん妻が担当!)に苦心しつつ、ようやく一段落するひととき。明日の午後のフライトでバンガロールへ帰る。
ミューズ・クリエイションを創設してちょうど6周年。これまでは、旅の途中でもメンバー向けのミューズ・クリエイション通信を送るなどして、自分とインドとの精神的距離感が離れすぎないよう保っていたのだが、今回の旅は、心も遠く、旅をしていた。
今朝になってようやく通信を送り、インドの現実を確認した。猫らのことが気になるものの、それ以外は、すっかりインドが抜け落ちた半月余りの旅だった。
しかし、24時間後にはもう、南インドのデカン高原に着陸し、天竺の風に吹かれるのである。たちまち、何事もなかったかのように、溶け込んでしまうのだ。