過去19年にわたり、年中、呑気な気候のバンガロールに甘やかされてしまった我。氷点下も珍しくないニューヨークの極寒も、日本の「家の中が寒い」冬も、乗り越えられそうにない。
数時間前、デリーに到着した。気温は20℃あるようだが信じがたい。体感温度「5℃」くらいに感じる。
2020年1月、ロックダウンに入る2カ月前に義父ロメイシュが急逝し、デリー宅はわたしたちが受け継いだ。今後は頻繁にデリーを訪れ、内装工事などをせねばと思っていた矢先のパンデミック。その合間にバンガロール新居が完成して、あれこれと立て込んで、デリー宅はほぼ放置状態。
壁のペンキを塗り替えたり、クローゼットを作ったり、カーテンを変えたり、クッションを買ったり……と、大小やりたいことは多々あるのだが、4、5日の滞在で到底無理。今年も無理かな……と、新年明けたばかりでもう、お手上げ状態。
1年前の1月は、ここで京友禅サリーの展示会を実施した。そのときは、マネキンガールズ&サリーが主役になるべく、家がシンプルなのはむしろ好都合だった。半年前、日印フォーラムに出席するために来た時は真夏だったこともあり、白い壁や冷たい大理石のフロアが、むしろ小ざっぱりと心地よかった。
しかし! 冬の今は同じ状況にも関わらず、殺風景に見えて仕方ない。石が冷たい! せっかく治りかけている腰痛が再発しないよう、持参の腹巻(20年ほど前、ワシントンD.C.に住んでいたころに買った「ほぼ日ハラマキ」)で腰を温めつつ、デスクの下にカーペットを敷いて、パソコンに向かっている。ヒーターを入れてなお、しんしんと、骨身に沁みる、冷え込み方。ダウンのコートを持ってくるんだった😿
「しんしんと」という言葉を使うのが久しぶりすぎて新鮮。
今回、なぜ1月の寒く大気汚染の著しい時期のデリーを訪れたかのかといえば、来月早々、ジャイプールで催されるイヴェントに出席するため、デリー滞在をセットにした次第。今回、家のあれこれを片付けるのが目的につき、親戚と会う以外の予定をいれておらず。
とりあえず、風邪をひかないよう気をつけよう。
ところで、昨日の共和国記念日は、ミューズ・クリエイションの若者らと楽しき時間を過ごした。のちほど記録を残したい。
◉京友禅サリー展示会@デリー宅(2023年1月)
京友禅サリーのプロモータを務めていた昨年度、バンガロールに引き続きデリーでも展示会を開催。
◉日本とインドの外交フォーラムに参加(2023年7月)
インドのジャイシャンカル外務大臣と日本の林芳正外務大臣も出席のクローズドなイヴェント。我が夫も登壇した。
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