三清洞(サムチョンドン)や江南(カンナム)などを歩き、夜は明洞(ミョンドン)へ。友人らがコスメティクスなどの買い物をする間、わたしは一人別行動。見つけた猫カフェでくつろぐ。至福。
初日、三清洞で見つけた手作りメガネ専門店で買ったサングラス。平たい顔族において、さらに低めな我が鼻にきちんと引っかかってくれるフレームを見つけた。
店の若き女性は、オプティシャン(検眼士)。店は父親が創業し、兄がフレームを作っているという。すべてが唯一無二のハンドメイドで、メガネのツルの木肌が心地よい。
この文章を綴っている今、最終日の夜なのだが、今回の旅、100%韓国人とみなされている模様のわたしは、このサングラスをかけると益々、コリアン風味が増している。
韓国は「生き別れた肉親」のような国。言葉が通じないのに、ずっと昔からよく知っている気がする。幼少期からの、わたしと韓国(朝鮮半島)との関わりを、じっくりと綴りたい。
父方の祖父母は、終戦前の一時期、朝鮮半島に暮らしていた。日本統治時代に「京城」と呼ばれていた、ここソウルだったのではなかろうか。祖母から聞かされた朝鮮での、偏見が滲む話を、幼いわたしは違和感を覚えながら聞いた。
そんな古い記憶も含めて。
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