約10カ月ぶりのデリー。本来ならば、デリー宅にも長期滞在してやるべきことがあるのだが、今年は国内外の旅が多いのに加え、日本滞在を優先していたこともあり、すっかりご無沙汰してしまった。
前回の1月下旬来訪時はジャイプル旅が主目的で、その前に立ち寄った。今回は、明日と明後日に開催されるカンファレンスがメイン・イヴェント。本来ならば少しゆっくり過ごしたいところだが、つい先月、劣悪な大気汚染が取り沙汰されたこともあって5泊の滞在だ。
バンガロール(ベンガルール)のケンペゴウダ国際空港は、未だにじわじわと開業中で、訪れるたびに、新しい場所が生まれている。自分の拠点の地の空港が、このように魅力的であることが、とてもうれしい。
今回のフライトは、Air Indiaに吸収合併されたVistara。インドで初めて国内線に乗ってから20年余りたつが、この間のインド航空業界の栄枯盛衰と変貌、進化もまた、めまぐるしい。
インド初のローコストキャリアだったAir Deccan。 続いたSpice JetにIndiGo。インドバブル経済の申し子とも言うべく今はなきKingfisher Airlines。好きだったのに消えてしまったJet Airways…。何もかもが、流れゆく。
久々に、インドの機内食を食べながら、似たようなメニューだったJet Airwaysを思い出す。2008年から2年に亘って、ムンバイとバンガロールの二都市生活をしていたころは、月に最低2回は往来していたものだ。若かったなあ……。
デリーの上空から地上を眺める。地形からしてもう、南と北とは、全く異なる風情だ。幸い、数週間前よりも格段に、大気の状況が好転しているようで、青空が見渡せる。よかった。
今回、カンファレンスの会場がデリー北部のコンノートプレイスということもあり、最初の2泊はホテル滞在。チェックインをすませたあと、昔ながらの繁華街であるコンノートプレイスを歩く。
デリーは、国旗が大きくて、モディ首相が随所に見られる。ここは、インドだなあと、異国に来たような心持ちで。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。