今年も残すところ10日足らず。年末年始のホリデーシーズンは、旅する人も多い中、夕べ開かれたクリスマスパーティ。会場はバンガロールの中心部、UBシティに隣接するJW Marriottだ。車窓からはUBシティのクリスマスデコレーションも見られて(最後の写真)、一気に年の瀬を実感する。
プールサイドのオープンエアなMerakは、煌びやかなデコレーションが美しい。この時節のバンガロールは、朝晩は少々冷え込むものの、昼間は暖か、暑い日もあり、概ね過ごしやすい。ほぼ一年中、過ごしやすい気候につき、家の中にいると、今の季節を忘れてしまいがちだ。
日本への一時帰国後は、デリーへ赴き、その後は結構な引きこもり状態だったこともあり、久しぶりに会う友人たちばかり。ときにはソーシャルな時間も大切だと実感する。
💃インドのパーティに音楽やダンスは欠かせない。昨夜のバンドはStrangebrew Band。パッと見、「仕事帰りのおじさまたち?」みたいな雰囲気の中、女性ヴォーカルのハリがある美しい歌声。そして男性ヴォーカルの落ち着いた声が心地よい。選曲はボリウッドではなく、ビリー・ジョエルやクイーンのカヴァーがメインというのが、大人世代にはたまらない。
🕺そもそも踊る曲ではない気がするのだが、もう馴染みの旋律が流れてくるや、いつものように皆、ステージの前に集まって踊る。去年の今頃は、腰痛の再発と膝の痛みがあって、そこそこ不調だったのだが、このごろは調子がいい。しつこいようだが、なかやまきんに君の楽な筋トレが功を奏しているのかもしれない。ついついサボりがちだが、これからも根気よく続けよう。
男性ヴォーカル氏が、曲の合間、ステージを降りて我が夫に近づき、なにやら親しげに話を始めた。夫は声をかけられるまで気づかなかったのだが、彼とは面識があったらしい。なんでも、フィンテックのアントレプレナー(CEO)だとのこと。ビジネスと音楽、二足の草鞋を履きこなして本気な姿がすばらしい!
👗昨夜のわたしは、カーテンやらソファーやらに使われそうなゴブラン織りのドレスを着用。たまたまInstagramに流れてきたファッションブランドの広告を見て気に入り、オンラインで購入した。ウエストの位置がちょっと高い以外は、ほぼピッタリで気に入った。インドのファッション界。本当にすてきなブランドが次々に誕生している。
https://sheenatrehan.com/
🍺UBシティの背景について、『バンガロール・ガイドブック』に掲載している記事を加筆修正して転載しておく。
【ビール好きな英国人とUBシティ】
英国統治時代、ビールが好きな英国人は、本国から船で送られて来るビールを待つのではなく、バンガロールで作るべくビールの醸造所を建設した。キングフィッシャー・ビールでおなじみのユナイテット・ブリュワリーは、駐留英国軍に提供するビールを製造するため、1857年に創業した。
かつてビール工場のあったユナイテット・ブリュワリーの拠点は、2008年「UBシティ」と呼ばれる商業コンプレックスに生まれ変わった。オフィスやホテル、レジデンス、高級ショッピングモールなどを擁する複合施設だ。前CEOヴィジャイ・マリヤの父親ヴィッタル・マリヤは、1947年に、22歳という若さで、インド人で初めての、ユナイテット・ブリュワリーのディレクターとなった人物だ。
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