わたしがホームページを立ち上げたのはニューヨーク在住時の2000年。メールマガジンを発行し、インターネット上にて発信をはじめた。そして、インド移住前の2005年にブログを開始した。以来、ほとんど毎日のように、何かしらの言葉を紡いでは、放ちてきた。
自分自身の在り方や関心や熱意の方向は、その時代時代によって異なっていて、今読み返せば恥ずかしくなることや、自分に突っ込みたくなることもあれこれとある。しかしながら、それはそれで、そのときの、わたしだ。
料理の写真をたくさん載せていた時期もあった。インドでも、工夫次第でおいしい手料理が楽しめるということも、伝えたかった。お店や街の雰囲気、ライフスタイルなど、インドの情報はネガティヴな側面が取り沙汰されがちだから、極力、よい面を発信しようと思っていた。
今となっては、それもまた、ひとつの時代。
このごろは雨が続いていたが、久しぶりの今日の空は軽く青い。しかし、風が強い。空を仰げば、雲の流れの早いこと!
ここはデカン高原なのだ……と思うとき、なぜか心が沸き立つ。「南天竺(みなみてんじく)デカン高原」。すでに日常になって久しいのに、わたしにとっては、特別な響きを持っている。
朝、庭に出て、仏像に手を合わせ、石の小径を歩き、裸足になって草に立ち、簡単な立ちポーズのヨガをする。空があまりにきれいだったので見つめていたら、首が痛くなったので草に寝転んだ。するとJACKがよじ登ってきた。1枚目の写真はそれだ。
庭のゴツゴラやトゥルシ、ミントの葉をちぎり、白湯に入れて飲む。そうして、1日が始まる。夫も寝ていて、メイドやドライヴァーもまだ出勤しない、朝のひとときが貴重。
ピザやサラダは、最近カニンガム・ロードにオープンしたSerious Sliceでミーティングをしたときのもの。インド移住直後、この通り沿いのアパートメントに住んでいた。界隈の栄枯盛衰著しく。カジュアルにおいしいピザを食べられるようになって久しく……。
キッチンの写真。インドで一般的な葉野菜に「メティ(Methi)」がある。これはフェヌグリークの葉っぱで、効能たっぷり、非常に身体によい。これまでは、インド的にジャガイモと一緒に調理するのが定番だったが、大根と人参とともに和風に調理したところ、これまたとてもおいしかった。ご飯が進む一皿。
先日、近所にNature’s Basketというムンバイ発の高級スーパーマーケットができていたので立ち寄った。このごろはオンラインか、週に2回、住まいの近所に来てくれるマーケットで食材を購入するのがメイン。久々にスーパーマーケットに行くと、新たな食材の発見が楽しい。
バンガロールでは一般的ではないサヤインゲンがあったので購入。ガーリックと共に炒め、さっと醤油を垂らす。これもまた香ばしくて、ご飯が進む。
最後の写真はドライフルーツをローストしているところ。そのときどきで構成は異なるが、このときはアーモンドにクルミ、カシューナッツ、パンプキンシードを入れた。これにレーズンを加えるのもよい。軽く塩をふりかけて出来上がり。小腹がすいたときのおやつによいのだ。
晴れていると思ったが、またしても曇天になりつつある午の空。今週末は猫らとともに、旧居で過ごす。守りが堅い寝方をしているのはROCKY兄さん。ほんと、かわいい。
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