ついこの間、ROCKYが行方不明になったことをお伝えしたばかりだと思っていたら、もう、あれから20日近くもたっていました! 光陰矢の如し、ですね!
猫らは、相変わらず元気です。NORAは、いつものように、半野良生活を満喫しています。このごろは、半野良、というよりは、「八割野良」だそうです。八割そば、みたいですね!
……八割そばって、なんですか?
このごろはもう、主にはご飯を食べに帰るくらいで、たまに昼寝をしたりしますが、外に出ている時間の方が長いです。
みほさんとしては、もう少し家で落ち着いていて欲しいのですけれどね。一日一食、一気食い、という感じです。たっぷり食べて、夜遊びに出かけます。でも、帰って来るときには、いつもお腹の周りがげっそりと細くなってるんですよ。いったい外で、何をしているのでしょうね。
ところで、ROCKYに心臓病が発覚してお薬を飲み始めたのを機に、みほさんは猫らに手づくり食を与えるようになりました。週に1、2回、大量にまとめて作り、冷凍します。冷凍すると栄養価が落ちるけれど、キャットフードだけよりはまし、だそうです。
キャットフードはおやつ代わりに与えていて、中心は手料理です。メニューはそのときによって変わりますが、お魚は1回に1キロ程度を調理します。
人間用に注文するFreshtohome.comというサイトから、新鮮で廉価なお魚を、猫用にも注文するんです。イワシやサバ、川魚、マグロなど、安いとはいえ、おいしい魚がたくさんあるんですよ。
これはマグロの1キロ分を調理した写真です。下に、カボチャや穀物、豆類などが埋まっています。ニンジンやジャガイモが入るときもあります。それらを圧力鍋でまとめて調理します。魚はこのあと、骨を取り除いて、いつものようにブレンダーにかけます。
魚を調理していると、猫らはキッチンに集まってきます。魚の匂いが立ちこめているんです。
ROCKYは、みほさんに叱られるのがわかっていて、ついつい冷蔵庫の上にジャンプします。
NORAは、みほさんが魚と野菜や穀物を混ぜる前に、「魚のみ、ください」と要求します。威圧的ですよ!
みほさんは、「仕方ないわね〜」といいながら、アツアツのお魚の身をほぐし、ふ〜ふ〜して冷ましたあと、与えます。いちいち、親切ですね!
NORAは、「やっぱ出来たて、うまっ!」と言いながら、はぐはぐ食べます。
これは先日、みほさんとまるおさんが、おいしいカニ料理を食べていたときの写真です。クラブケーキ、というお料理です。部屋中に磯の香りがしていました。すると、NORAが「わたしにもください!」とテーブルの傍らでじっと見つめます。
みほさんとしては、こればかりは猫に与えるわけにはいかないと、死守していましたよ! それはみほさんがケチ臭いわけではなく、カニやイカやエビなど、猫が食べるとよくない食品の一つだからです。その事実に対しては、NORAはたいへんご不満のようですが、仕方がありません。
8月15日はインドの独立記念日でした。本当は玄関先に掲揚するものらしいのですけれど、みほさんはお庭に、インドの国旗を掲げていましたよ!
4月ごろに庭の改造をして、普通の芝生からシェイド・ラウンという日陰の芝生に植え替えました。なぜなら普通の芝生は、潤沢な日差しや化学肥料などがないと、なかなかうまく生育しないからだそうです。
シェイド・ラウンが、ようやく地面を覆ってきたところです。今のところ、見た目はラフですけれど、きれいに生え揃ったところでトリミングするそうです。
実は、新しく植えられた多くの植物が、猫らによってダメにされたんですよ! 丈の長い植物は、ROCKYが茎で爪を研いだりしますし、背の低い植物の上には、JACKがジャンプをして踏みつけます。
さらには、3匹そろって、土に空気が入るようほぐされたところを、喜んで掘り返して、用を足します。
そんなわけで、みほさんは経験を踏まえた上で、猫らからのダメージを受けにくそうな植物を、このところ、たくさん調達してきました。
大きな植物だけでなく、こういう小さい植物を買って来て、かわいい色のポットに移し替えたり、「盛り合わせ」を作ったりしています。
ところでこれは、先日NORAとみほさんが、外をお散歩したときの写真です。NORAは自立心の強い猫ですが、たまにみほさんとお出かけするのも楽しいみたいですよ。
みほさんとNORAが一緒に歩いている様子を見たご近所さんが「犬みたいな猫ですね!」と驚いていましたよ!
NORAはみほさんと一緒に帰宅することもありますし、そのままどこかへ行ってしまうこともあります。基本、自由です。
ところで先日、まるおさんがニューヨークからわざわざ猫らのお土産にと買って来ていた玩具が、一時行方不明になっていました。1週間後に発見されたときには、まるおさんもR&Jブラザーズも大喜びで、一緒に遊んでいましたよ!
みほさんとNORAはといえば、その様子を上から眺めています。
NORAは、屈託のない男子の様子に、少し呆れているようです。
ROCKYは羽根を捕まえて得意そうに歩くのが好きなんですよ! そのあとを、JACKが追いかけるんです。かわいいですね!
ところで、わたしたちが暮らしているこのバンガロールと言う町は、十数年前から目覚ましい都市開発が進んでいます。特にここ7、8年は、高層の住宅ビルや商業ビルが次々に建築されています。
まるおさんとみほさんがここへ越して来た10年前は、隣の敷地にも、たくさんの緑が生い茂っていたのですが、数年前に一方の敷地が大工事を始めたので、パーティションが立てられて、木々が倒されました。そしてつい先日からは、もう一方の敷地も工事が始まるとのことで、樹木が伐採されました。
仕方のないこと、とはいえ、木々の伐採を最小限にした都市計画ができないものか、とみほさんはいつも思っています。
木が倒されたので、空が広くなり、今までとは違うところから光が射し込んで来るようになりました。
辛うじて、マルハンさんちの庭にまでも、大きな枝を伸ばすピーパルツリー、印度菩提樹の木は伐採されずにすみそうです。仏陀がこの木の下で悟りを開いた、ということで、仏教では聖木とされているのです。この木を切った人には不幸が訪れるという言い伝えもあるそうですよ!
みほさんは、自分のお家がとても守られた場所のように思えるのは、この木のそばだから、だとも思っています。でも、他の木が、メリメリと悲鳴を上げながらドサッ、ドサッと倒されていく様子を見るのは、とても辛そうでしたよ。
ここ数日は、お家を失くしたお猿さんたちが、うろうろしていました。
猿だけではありません。たくさんのリスや小鳥たちも、お家を失くしてしまいました。
マルハンさんちがある場所も、かつては森でした。新しくこの町に来た人の大半は、自然の犠牲の上に、暮らしています。ですから、ただ闇雲に、「木を倒すな!」とも言えない、世の中の流れがあって、それはどうされるべきなのか、人間の大きな課題、なのだそうです。
ところでJACKは舌が長いので、もうお兄さんになった今でも、舌をしまい忘れて、こんな間抜けな顔で寝ています。寝ぼけ眼の顔も、本当に情けないですね!
ところで夕べは、みほさんは夜遊びをして11時過ぎにご帰宅でした。
けれど、届いていた猫用のお魚を調理しておこうと、夜中、キッチンで料理をしていましたよ!
このタイプのマグロが今、旬のようで、安くておいしいんだそうです。内臓を取り出したあと、大胆に半分に切ります。鍋に入ればいいのだそうです。
真子がたくさん入っていたので、これも一緒に調理します。人間が食べるには、この真子は鮮度が低いそうです。だけれど猫なら大丈夫だそうです。
今回は、みほさんたちが毎朝飲むニンジンジュースのカス(といっても栄養があります)、ジャガイモ、粟などを入れて、その上にお魚です。
身を取り除いた骨を、もう一度ゆでます。その茹で汁に魚のだしが出るので、できあがりに加えるのです。そうすると、魚の匂いがより強くなるので、猫たちも喜びます。