この写真、かわいいでしょ?! わたしのお気に入りなんです。ひよこマダム達と猫らがみんな一緒に写っている「レア」な写真ですよ。
ちなみにROCKYが大好きなこのお鍋は、今ではインドで「水盆」としてよく使われています。花びらを浮かべたりして。でも、もともとは、お料理のときに使われていた鍋なのだそうですよ。
Urliと呼ばれる真鍮の鍋だそうです。マルハンさんちの庭には、この鍋が大小いくつかあるのですが、ROCKYはここで丸く収まるのが好きなんです。守られている安心感があって、落ち着くんですって。
日本の世間では、こういう形状をした猫をして、「猫鍋」と呼んでいるそうですよ! 猫世界は、万国共通のカルチャーがあるんですね!
ちなみにみほさんいわく、日本の猫の多くは、顔が大きくて、しかも平べったくて、足が短いんだそうです。概ね「ずんぐり」としているそうです。
一方、インドの猫の多くは、足が長くて、小顔で、顔がとても立体的、なんだそうです。
ちなみにROCKYは、「小顔デブ」ですが、まるおさんも「小顔デブ」です。つまり、猫と人間の身体的特徴が、日本とインドとでは、それぞれに共通しているというんです。
みほさん曰く、日本人であるところのみほさんは、「平たい顔族」なのだそうです。
ところで、NORAのことが大好きな野良猫男子がいて、たまに屋根づたいに遊びに来ます。NORAは彼の姿を認めると、狂ったようにギャオギャオと鳴き叫んで、追い返そうとします。
しかし彼はどこふく風。NORAにどんなに嫌われても、NORAをじっと見つめているんです。
彼は、インドの猫にしてはとても珍しく「平たい顔族」です。なので、みほさんは、彼のことを「ジャパニ(日本人)」と呼んでますよ! なんだか、自虐的ですね!
でも、まるおさんが彼のことを「ジャパニ!」と呼ぶと、なぜかムカついています。不思議ですね!
1年前の今頃は、庭の大改装をしたあとで、緑がなかなか定着せず、庭の様子が痛々しかったのですけれど、いつのまにか歳月が流れて、シェードグラスが庭全体を覆って、豊かな緑になりました。
まるおさんとみほさんは、ニューヨークのセントラルパークにある「シープメドウ」という場所が大好きで、ニューヨークに住んでいるときは、おにぎりや卵焼きなどを持って、ピクニックに出かけていたそうです。
まるおさんは、お庭を裸足で歩きながら「シープメドウを思い出すね〜」と幸せそうですよ!
マルハンさんちのお庭に比べると……ずいぶん、広いですね!
猫らは相変わらず、それぞれに自由に、マルハンさんちを舞台に生活しています。そういえば、ひとつ、いいニュースがあったんです。
JACKの膀胱炎がなかなか完治しなかったので、みほさんは困惑していたのですが、ドライヴァーのアンソニーさんが近所で見つけた獣医さんに、試しに訪れてみたところ、とてもよかったんです!
その獣医さんは、以前はアーミー(軍隊)に勤務していたそうですよ。アーミーにも、馬とか犬とか、きっといろいろな動物が暮らしているのだと思います。
猫らそれぞれのワクチン投与や病歴、血液検査の結果その他を、みほさんが克明に記したノートを持参したところ、ドクターはそれにしっかりと目を通し、いろいろアドヴァイスをしてくれます。
細かいみほさんのぐ〜んと上をいく、細かさ、なのだそうです。
JACKの膀胱炎が治らない理由などもあれこれと教えてくれて、さらには適切な餌のことなども調べてくれて、1時間以上もじっくりと取り組んでくれたんだそうです。触診も、とても丁寧にしてくれるんです。
それでもって、今までの病院よりもずっと廉価です。
初日は、新しいお薬を処方してもらいました。それから1週間ほどして、JACKは完治しましたよ。
その後、JACKの経過を診てもらいに行くときに、ROCKYも連れて行きました。ROCKYは心臓病で毎日投薬しています。そのお薬についても、セカンドオピニオンを聞いておいたほうがよいと、まるおさんが常々言っていたので、みほさんは連れて行くことにしたのです。
ちなみに、まるおさんは、いろいろと言いますけれど、実際に病院に連れて行くのは、みほさんですよ!
今までは車で30分くらいかけて病院に行っていました。車中では猫らが落ち着きをなくしてミャオミャオ言いますし、みほさんにとっても、それなりにストレスフルでした。
けれど車で5分ほどの近所にいいドクターが見つかったので、とても気が楽になったみたいです。よかったですね!
暑い季節は、人間も猫らも水分補給が必要です。猫らはこの蓮の水を飲むのが好きなので、いつも水はきれいめに保たれています。
あと、淀んだ水を放置していると、蚊が産卵して孵化する原因にもなるので、数日に一度は水を入れ替えたほうがいいのだそうです。
末っ子のJACKは、とても子供っぽくて、おもちゃで遊ぶのも大好きです。先日、みほさんが猫のぬいぐるみを買ってきたら、姉さん、兄さんには触らせたがらず、独占していましたよ!
みほさんは、動画も撮ってましたよ! みほさんの携帯電話の中には猫らの写真や動画がたくさんなんです。スペースの無駄遣い、なのだそうです。
みほさんは、まるおさんがいろいろなものを散らかしていると、非常にぷんぷんと憤慨して、「もう、早く片付けてよ!」と怒声をあげるのですが、猫らが散らかした様子を見ると、「仕方がないわねえ」「かわいいねえ」とか言って、和んでます。
ダブルスタンダード、なのだそうです。
ダブルスタンダード、って何ですか?
ところで先日、みほさんが久しぶりにピアノの練習をしていたら、NORAが相変わらず、ミャオミャオと抗議します。ピアノの鍵盤や操作のボタンの上を歩くので、途中で音が変わったり、電源が切れたりして、みほさんは一向に集中できません。
少し大人しくなったな……と思って振り返ると、この有様です。いったい、何が気に入らないのでしょう。
ところで、マルハンさんちは今年、「エアクーラー」というものを導入しました。NORAはお気に入りのようです。水気を含んだ風を受けながら、気持ちよさそうに寝ています。
ところで先々週の金曜日、NORAが約半年ぶりに脱走しました! 人間が油断している隙を狙って、NORAは玄関から脱出したんです。
せっかく家猫化して穏やかになりかけていたのに、また振り出しです!
その日以降、毎日、暇さえあれば、「外に出せ!」と、ミホさんに詰め寄ります。
無視するミホさんへのあてつけか、その後、家の中でわざと放尿したんですよ! しかも2回も!! 本当に感じが悪いんです。
毎週金曜日は、たくさんのお客さんがマルハンさんちにやってきます。先週は、脱走されたら困るので、みほさんは脱走防止のために、猫らを庭に締め出していました。
するともう、NORAとROCKYは、「家に入れろ!」とうるさく詰め寄ります。台所の窓から、サンルームのドアから、ダイニングルームやリヴィングルームの窓から、それはもうしつこく、中にいる人をたいへんな目力で見つめつつ、
「誰の家だと思ってるんだ!」
「入らせろ!」
と圧をかけるんです。ちなみにJACKは、なんのことやら、よくわかってなくて、普通に外のカゴで昼寝してましたよ!
夕方になって、やっとおうちに入れたら、2匹はたいへんなふてくされようです。NORAは不機嫌そうに、人間のテーブルに堂々と横たわっています。
ROCKYに至っては、普段、温厚にもかかわらず、たいへんなやさぐれようでしたよ!
いつもは
「お腹すいた、お腹すいた、お腹すいた、ごはん、ごはん、ごはん食べたい!」
とミホさんにお願いするのに、その日は
「飯、飯出せ、こるぁ! 昼過ぎからこっちは、腹減ってんだよ!」
とすごい剣幕で声を荒げていました。こんなに怒ったROCKYを見たのは初めてですよ! なんだか超ムカついてたみたいです。ちなみに、みほさんはちゃんと、お昼ご飯も与えていたんですけどね。ROCKYはとても食いしん坊なんです。小顔デブ、なだけに。
ちなみに、ホールに置かれているこのテーブルは、NORA姉さんだけがくつろぐことを許されています。
ダイニングルームのテーブルや、リヴィングルームのコーヒーテーブルの上に乗ることは禁止されているのですが、猫らには、人間のルールがよくわかりません。
みほさんとまるおさんが、おいしいお魚料理を食べているときは、特にルールが通用しません。ROCKYは普段、人間が食べているものからいい匂いがすると、椅子の上に座ってじっと、味見させてもらえるのを待つのですが、無視され続けると、思い余ってテーブルに飛び乗ったりするんです。
おいしい魚の匂いには、超敏感です。
テーブルにジャンプしたROCKYに対して、みほさんは、「コラッ!」と大きな声を出して、テーブルからはたき落とします。
なので、みほさんが見ている前では、一応は、お行儀よくしていることが多いのですが、みほさんの外出中などに、こっそりテーブルの上を歩いているみたいです。
たまに、テーブルクロスにお庭の赤土の跡がついていたりして、明らかな証拠が残されています。動物らを人間のルールによってしつけるのは、簡単なことではないみたいです。
ところでこれは、みほさんが、猫が登場するテレビ番組の動画を見ていた時のことです。NORAとJACKが興味津々で、ティティカカ湖の猫を眺めていましたよ!
これは、昨日、みほさんが外出から帰ってきた時の様子です。みほさんが「ただいま〜!」と言ってドアを開けると、NORAは必ず、「おかえりなさい」と言いながら、早歩きでみほさん近寄って、挨拶をします。
NORAは、みほさんに、抱っこされたりするのは嫌いだけれど、挨拶だけは欠かさない、律儀な猫なんです。
でも弟らはいつも、知らんぷり。
みほさんがただいまと言っても、返事もしません。ちょっとだけ、耳を動かしたりするだけです。
耳、見えますか?
拡大したら、よく見えるでしょ? みほさんの「ただいま」の声に反応しているんです。かわいいですね!
一応、目を覚ましてみほさんを見たりもしますけれど、またすぐに二度寝をしたりします。それもまた、かわいいのでノープロブレムみたいです。
みほさんは、少しおつかれ気味で帰ってきたんですけれど、猫らを見て、とても和んでましたよ。
人間には、「人間社会」というのがあって、他の動物よりは少し込み入ったことが、毎日、いろいろとあるのだそうです。獲物の捕獲に関すること以外にも、ややこしいことがあるそうですが、詳しくはわかりません。
そんな社会に身をさらして、少し心が「ささくれだった」ときには、猫らは、とてもすばらしい、助けになってくれるのだそうです。猫だけでなく、いろいろな動物が、人間を助けてくれるのだそうですよ。
そういうのを、「アニマルセラピー」というのだそうです。
詳しいことはよくわかりませんが、みほさんやまるおさんの暮らしを眺めていると、猫らに救われているのだな〜ということが、わかります。もちろん、人間も、猫らを助けているので、「もちつもたれつ」ですけどね!
たとえば、みほさんとまるおさんは、人間同士で大変なバトルを展開しますが、そんなときでも、猫らにはとてもやさしく接してますし、ときどき、お互いの悪口を猫らにいいつけたりして、気分を紛らわせたりしています。
猫らは、全然、聞いてませんけどね!
ところでみほさんとまるおさんは、週明け早々から2週間半ほど、ご旅行に出かけます。この時期には毎年恒例です。短い旅ならまだしも、長い旅のときには、猫らのことが気が気ではありません。
けれど、いつものように、メイドのマニさんとドライヴァーのアンソニーさんが、餌を与えたり、お薬を投与したりと面倒を見てくれるので、助かります。
いつものように、冷凍庫に、猫の餌をたっぷりと準備していますよ! 猫のごはんについては、みほさんの「食生活のブログ」に詳しく説明されていますので、そちらを見てくださいね!
では、最後に、猫らのかわいらしい写真を何枚か載せますね!