ふふふ。絵文字を使ってみました! わかります?
背後でNORA姉さんが、蓮池の水を飲んでいますよ! 後ろ足をお行儀よく揃えているところが、かわいらしいですね!
このごろはモンスーンの季節が開けつつあるということもありますが、お隣の敷地の樹木がたくさん伐採されてしまったので、マルハンさんちの庭に、たくさん光が射し込むようになりました。
お薬を撒かないので、なかなか成長が鈍いシェイド・グラスも、少しずつ、生え揃って来ていますよ。それだけで、みほさんは庭で過ごす時間がうれしいのだそうです。
庭師のおじさんは週に3回ほど来ますが、それ以外の乾いた日には、みほさんが水撒きをします。水撒きは楽しい仕事だそうです。
先週は、芝刈りもしていましたよ! 芝刈りマシンは、みほさん専用だそうです。緑を刈る時の、草の匂いとか、きれいにそろった様子を見るのが、爽快らしいです。ですから、庭師のおじさんには、芝刈りはさせられない、のだそうです。
いつも書いていることですが、日曜大工なども含めた力仕事は、マルハンさんちでは、みほさんの仕事です。まるおさんはといえば、刈り取られた庭をみて、
「ヘアカットされたみたいで、すっきりしたね〜」
とか、言っていますよ。
ところで、これは、人間の真似をして座っているROCKYです。面白いですね!
でもって、猫背のおやじみたいですね! 猫だけに!
ROCKYとJACKは相変わらず、平和に家での暮らしを楽しんでいます。
NORA姉さんはといえば、相変わらずの、八割野良です。もうモンスーンのシーズンも開けて、ネズミもあまり出没しなくなるはずなのに、毎日、ハンティングに出かけます。
そして、2日に一度くらいの高頻度で、獲物持参で帰宅します。
みほさんはもう、ネズミを目にするのにも慣れました。もちろん、うんざりしていますよ!
実は先日、うんざりではすまない出来事がありました。
それもこれも、この屈託のないおばかさんなJACKのせいです。JACKは、食欲旺盛で、なんでもガツガツ食べます。そしてときどき、吐きます。
以前も書きましたけれど、ROCKYはネズミを食べませんが、JACKは小さな昆虫とか、小さなネズミとか、食べるんです。もちろん、野生の猫はそうやって生き物を食べるのは珍しくないみたいですけれど、食べ過ぎなんです。
先日、庭の屋根に住み着いているハトの夫婦が、孵化寸前の卵を庭に落としました。このハト夫婦もまた、本当におばかさんで、安定の悪いところに巣を作っているせいか、しばしば卵を落とすんです。
卵ばかりか、雛が落ちて来ることもあって、本当に辟易もの、ですよ!
先日JACKは、その孵化寸前のハトの卵を食べました。メイドのマニさんがみほさんに報告したのですが、みほさんは「放っておいていいです」と放任でした。
そしてその翌日、今度はNORA姉さんが捕獲して来たネズミも食べてしまったようです。その日の午後、JACKは何度も激しく嘔吐して、最後には吐くものもないのに、ゲーゲー言ってるんです。
みほさんはお仕事をしていて最初は気づかなかったのですが、夕方ごろ、JACKがたいへんな勢いで水を飲んでいることに気づき、家のなかで嘔吐の痕跡をみつけて、びっくりしました。
その夜は、みほさんはとても心配になり、ゲストルームのベッドで、JACKと一緒に寝ていました。JACKはみほさんのそばでうずくまって、元気がありません。みほさんは何度も夜中に目が覚めて、JACKが生きているかどうか確認していましたよ! 心配性ですね!
翌朝になっても、まだ元気がなくてうずくまっていて、ごはんも食べないので、みほさんは病院へ連れて行くことにしました。熱はなさそうですし、放っておけば自然と治るだろうとも思いましたが、悪化してからではたいへんですし、なにしろ、猫は人間に症状を伝えられませんから、状態がわかりません。
病院へいくと、いつものやさしい先生が見てくれます。青年ドクターです。みほさんは彼のことを、ときどき頼りないな、と思うこともありますが、とてもやさしく動物に接してくれるので、基本、信頼しています。
JACKの状況を説明したところ、猫は野生のものを食べられるだけの機能を持っているけれど、食べ慣れていないから、胃が拒絶反応を起こしたのだろうということでした。
注射を打ってもらい、胃酸過多のお薬ももらいました。今後、同じようなことがあったら、そのお薬を与えるとよいのだそうです。
「JACKは、胃腸が強くないのにたくさん食べて、しばしば嘔吐するんです」とみほさんがドクターに説明したところ、ドクターが、
「僕も同じなんです! 僕は胃腸が弱いのに、食べるのが大好きで、歯止めがきかなくなって、よく吐いたりするんですよ」
「そうなんですか? 実はわたしの夫もそうなんですよ!」
なんという、困った男子たちでしょう。情けないですね!
病院から戻ったら、NORA姉さんがめずらしく、庭でくつろいでいました。みほさんが、
「もう、ねずみは十分ですから。捕まえて来ないでくださいよ!」と頼んでも、どこ吹く風です。
わたしが、なにか悪いことをしたとでも? という顔をしています。
猫がいたら、ネズミがいなくなると思っていたのに、猫がいるときよりも、ネズミに遭遇しているとみほさんは思います。自分がこんなにも、ネズミを身近に感じるような人生を送ることになろうとは、思いもよらなかった、と、みほさんは嘆いています。
ちなみに、まるおさんは、「ネズミ年」だそうですよ! 🐭
みほさんは、「ヘビ年」だそうです。🐍
ヘビはネズミをひとのみ、できるんですって! 怖いですね!
夕方になって、少し元気になりました。ドクターが、柔らかいチキンを与えるといいと言っていたので、みほさんは鶏肉のやわらかいところを茹でて、ほぐして、与えました。すると、いつもとは違って、ゆっくりと食べていましたよ!
そのあとは、少しみほさんに甘えて、デスクで寝ていました。
行き倒れみたいな姿で、寝ていましたよ! でもすっかり回復したら、もう、甘えなくなりました。
心臓に疾患のあるROCKYですが、このごろは、とても元気です。
汚れたままで、みほさんのコンピュータのバッグのうえでくつろいでいます。困りものです。
ROCKYとJACKが仲良く一緒にいる写真は、もう、あきれるほどたくさんありますよ! みほさんにとっては、どれもかわいいのだそうです。
でもみほさんからしたら、どれもそれぞれに違っていて、どれもそれぞれに甲乙つけがたいかわいさ、なのだそうです。呆れますね!
3匹が庭で過ごしている様子は、猫屋敷感が出ていて、いい感じですよ。
ROCKYが花のそばにいるのを見るとき、みほさんはいつも、『はなのすきなうし』という絵本を思い出します。みほさんが小学校1年生の時、教室に置いてあった本の一つです。
お花が大好きなスペインの闘牛のお話です。
糸が絡まった羽根をほどいているまるおさんに、「早くしてください!」と催促しています。
そんな次第で、毎度、平穏からはほど遠い、マルハン家の猫事情ですけれど、概ね、みなさん、平和です。
それではみなさん、ごきげんよう!