みなさん、ごきげんよう! うさぎのアリスです♡ お久しぶりです♥
昨日の日曜日、みほさんは「インスタグラム」というところに、この写真を投稿しました。キャプションは、A peaceful Sunday. と書かれています。平和な日曜日。
パッと見、平和そうですけどね。
平和なのは、この半日くらいだけだった、と言っても過言ではありません。うさぎの置き物のわたしから見ても、少しお気の毒になるくらい、みほさんは猫らに振り回されていますよ!
1週間前、まるおさんとみほさんが2週間の旅から無事に戻ってきました。2週間の間、実はROCKYが、たまにマルハンさんちにやってくる野良猫の脱出経方法を真似て、ガゼボの柱に上り、屋根へ飛び移るという技を習得したらしく、何度も屋根に登ったようです。
NORAは屋根から外の世界に出て行きますが、ROCKYは臆病なので、出て行くことはなかったようですが、旅先からドライヴァーのアンソニーさんやメイドのマニさんから報告を聞くにつけ、みほさんはやきもきしてましたよ。ガゼボの柱にプラスチックシートを巻いてもらって、一応は解決しました。
二人が戻ってきて数日は、3匹とも比較的平和でした。NORAは2週間、外に出られなかったので、出してくれとたいへんな騒ぎようです。結局、まるおさんもみほさんも、うるささに耐えかねて、彼女を外に出します。先日怪我をしたときには、もう出さないでおこうと決めていたようですけどね。
ROCKYは、本棚の上に置いてもらった、お気に入りのブランケットを抱きしめて、ごろごろしています。
甘えん坊のJACKは、みほさんが戻ってきて何日間かは、とても粘着系になってましたよ。みほさんがお仕事をしていると、デスクの上にやってきて、眠ります。
でも、うっかりすると、人間のコップから水を飲んだりします! 油断できません!
みほさんが、「今日はやけに暑いなあ。これってホットフラッシュ?」と言いながら、ふと気づいたら、JACKがみほさんのお尻付近でカイロ状態になっていました。
NORAはといえば、斬新なポーズでくつろいでいますよ。みほさん曰く、湯船に浸かっているポーズ、なのだそうです。
湯船って、なんですか?
みほさんは、旅行から帰ってきたばかりですが、また1週間後には日本へ一時帰国をします。また2週間の不在です。日本では、「ゆっくりと湯船に浸かるのが楽しみ」なのだそうです。
NORAとJACKは、相変わらず、仲が悪いです。JACKは一緒に遊びたいみたいなんですけど、NORAが超拒絶するんです。
うぎゃあ〜! と叫んで、NORA姉さん、怖いです! でも、NORAは威嚇しながらも怯えているようにも見えて、なんだかかわいそうです。JACKのことを、本当に毛嫌いしています。ところで毛嫌いの「毛」ってなんでしょう?
辞書によると、
《鳥獣が、相手の毛並みによって好き嫌いをするところから》これという理由もなく、感情的に嫌うこと。わけもなく嫌うこと。
だそうですよ。NORAは、JACKの毛並みが嫌いなんでしょうか?! なんだかよくわかりません!!
不在中は心配をかけたROCKYですが、彼はいつも穏やかです。争いを好みませんし、概ねやさしいです。
ROCKYはまるおさんが好きなので、まるおさんがテレビを見ているときには、自分でまるおさんの膝の上にジャンプして甘えたりします。
ROCKYは、みほさんがお台所でご飯の準備をしているときにだけ、甘えて擦り寄ってきますけれど、それ以外は、こんな風になついてきません。ですから、みほさんは少し、ジェラシー、なのだそうです。
NORAは本当に鼻が利きますから、みほさんがお魚料理を作っているときには、必ずやってきます。人間向けには、やや高級なお魚を使っているのですが(人間との差別化、だそうです)、そういうことはお構いなしに要求します。
バザールの後片付けで、いくつかの段ボールが出てきました。猫らは本当に段ボールが好きです。
ところで、まるおさんたちが旅から帰ってきたら、空の様子がまた変わっていました。隣の敷地の印度菩提樹はすっかり伐採され、それに巻き付いていたブーゲンビリアも消え、空が広いです。
隣の森は、完全に消滅して、これからアパートメントビルディングの建設が始まります。その家ができるころには、マルハンさんちの2軒目の家が郊外にできるので、そちらで過ごす時間が長くなるかもしれません。
10年も暮らしていれば、街の様子が変わっても仕方がない……とみほさんは諦めていますが、森がなくなって、小鳥たちがいなくなったのは、とても残念なことでした。
けれど、太陽の光がたくさん降り注ぎ、枯れ葉のお掃除が楽になったことは、悪いことではありません。
このガゼボや小さな遊歩道に使われているのは、コンクリートではなく、花崗岩という石です。日本では御影石とも呼ばれているそうです。インドはこの石が豊富で、バンガロールの地面の下には、この石が埋まっているそうですよ!
なので、よく使われています。ここにごろごろすれば、岩盤浴にもなる、のだそうです。「わたしもタオル敷いて寝転がろうかしら」と、みほさんは言っています。気持ちいいかもしれませんね!
ところで、一見平和そうな日曜日でしたが、実は土曜日、そして月曜日の今朝も、NORAは病院へ行きました。というのも、金曜日の夜、外出先でまた、NORAは怪我をしてきたんです。
先日は、近所の野良猫と喧嘩をして、左の後ろ足に怪我をしました。
今回は、同じ足の肉球に、深い切り傷を負ってきました。鉄条網のようなもので傷つけたのか、あるいはガラスなど鋭利なもののうえにジャンプしてしまったのかもしれません。
とにかく、とても痛そうですので、また病院です。このとき、まるおさんも初めて、病院に同行しました。
「わたしはもう一人で何百回も行ってるのに、あなたは一度も行ったことがない」
と、みほさんは大げさなことを言っています。でも、まるおさんも面倒なことは全部みほさんに押し付けていますから、一度くらいはたいへんさを経験すべきだと思います。
なのに!
いつもは往復の車中で大騒ぎして鳴き叫ぶNORAが、まるおさんがいると、静かなんです!
まるで借りてきた猫です!
力一杯、猫、被ってます!
猫だけに!!!
みほさんは、「腑に落ちない」というご様子です。しかも治療中も、あまり騒がないんです。よほどまるおさんが好きなのか、まるおさんを信頼しているか、でしょうね。
ただ、最後に注射を打たれるときには、急に暴れ出して、みほさんの腕を思い切り引っ掻きました。まるおさんの腕ではなく、みほさんの、です。とても、お気の毒です。
そして今朝はまた、みほさんは一人で、NORAを病院に連れて行きました。案の定、行きも帰りもミャアミャアうるさく、病院でも、包帯を取り替えるだけなのに、うぎゃうぎゃと騒いで、たいへんでした。
傷の状態は前回のときよりも深いみたいで、また水曜日も病院です。抗生物質も毎日飲んでます。
みほさん、日本への一時帰国を前に、いろいろとやることがあるとのことですが、もう、諦めの境地のようです。早起きして、なるたけ渋滞しないうちに早めに病院へ行って、待ち時間が短くて済むように工夫しているそうです。待っている間に読む本もご持参です。
そういうわけで、あまり平和とはいえませんが、マルハン家の人間と猫らの様子の近況でした。
それではみなさん、ごきげんよう。