ぼくと弟のJACKは、昨日、ミホさんに連れられて、近所の動物診療所に行きました。
1年に一度の、予防接種を受けるためです。
昔、ドクターはインドの軍隊の獣医をしていたそうです。多分、馬とかの診察をしていたのだと思います。
ぼくは鈍感な方なので、注射の針が刺されても、あんまり気がつきません。そうすると、ドクターは「いい子だね」と褒めてくれます。
JACKはとても敏感なので、注射の針が刺さった瞬間に、暴れます。するとドクターは、大声で「すぐ終わるから、じっとしなさい!」と叱ります。
ドクターは、やさしいんだか厳しいんだか、よくわからないおじさんです。
ドクターは、いつもいつも、僕を見て「太り過ぎだ!」と言います。
そして、診療所にある、人間用の古〜い体重計に、まずミホさんをのせます。そしてミホさんの体重を確認したあと、ミホさんに僕を抱っこさせます。
僕とミホさんの合計体重からミホさんの体重を引いて、ぼくの体重を導き出します。
ミホさんは、自分まで体重測定をされているみたいでいやだな、と思っています。
昨日はついに「ドクター、動物用の新しい体重計、購入されてはどうですか?」と、提案していましたよ!
ドクターは、聞いちゃいませんでしたけどね。
ところで確かに僕は、ごはんをたくさん食べます。NORA姉さんやJACKが残したごはんも食べてしまって、ミホさんに叱られることもたびたびです。
でも、このごろは、ぼくだけでなく、妹のCANDYも、僕と同じくらい食べます。ごはんの前には競い合って、ミホさんを急かします。
なので、ミホさんは、ぼくたちのことを「デブロ!」「デブキャン!」と呼んだりします。
むかつきます。
けれど、ドクターが僕に向かって「太りすぎだ!」と言うと、ミホさんは「そんなことはありませんよ。ROCKYは体重は重いけれど、筋肉質で、身体が引き締まっていますから」と、かばってくれます。やさしいです。
ミホさんは、3日前から、この機械で運動を始めました。この機械の上にのると、身体が引き締まるのだそうです。
ミホさんも、自分のことを、だいぶデブだな、と思っているようです。
なので、僕もミホさんと一緒に、この機械にのってみることにしたんです。
がんばります!